D4 新任議員説明会! 200530
5/25(月)から5/27(水)の3日間、新任議員の説明会がありました。実質的には2日半の日程でしたが、京丹後市がやっている全ての部(12部門)の仕事についての説明を受け、更に6月に控える議員の一般質問に向けてレクチャーもありました。
12部門というのは、説明の順に①市長公室、②総務部、③市民環境部、④医療部、⑤上下水道部、ここまでが1日目。⑥健康長寿福祉部、⑦農林水産部、⑧商工観光部、⑨建設部、これが2日目。⑩教育委員会事務局、⑪消防本部、⑫会計課、これが最終の3日目。
先日の臨時議会で答弁に立った部長さん方が口火を切って、各課の課長さんがそれぞれに説明するという形で、総勢53人ものお話を聞かせていただきました。タブレットを使ったり資料を見たりという形で膨大な情報を集中的に注入されたという感じです。
説明には議会での答弁よりもそれぞれの方の人となりが直接に出ていて興味深くもありました。ですが、何しろコロナの件で皆さん(こちらも)マスクということで、お顔のはっきりしないのが残念でした。10何年ぶりにお会いする方や、かつて世話になった方や、30年以上前に先生の授業を聞きましたという方もおられて、妙な気持ちにもなりました。
内容は、当然ながら分からないことだらけですが、6人の議員側からも素朴な疑問やそれなりに突っ込んだ質問も出たりしてやり取りもけっこうありました。
それぞれの部の説明はとてもできませんが、自分の興味ある事項をどこの部の何課が扱っているのかということが分かって有意義な3日間でした。
5/28(木)は、午前中に会派の調査活動(?)ということで、浜岡代表とともに丹工(丹後織物工業組合、丹後ちりめん生産の丹後の中心)へ。コロナ騒動渦中の現況を聞かせていただきました。5月の生産は4割減、今日から週休4日(木~日)です。国の補助で人件費がみていただけるのは有り難いが、6月はもっと生産が落ち込むでしょう。コロナの解除がなされても、この業界はV字回復というわけには行きません。構造的に高齢者の組合員さんが多く、これを機に廃業という例も出てきており今後への不安が尽きません。一方で、他府県の白生地の精錬(ちりめんの加工)を引き受けるようなこともやるようになってきました。今年は「丹後ちりめん創業300年」ということでいろんなイベントを企画してきましたが、コロナで完全に腰を折られた感じです。というような厳しいお話を中心に聞かせていただきました。
午後は単独でとても気になっている獣害対策、特に猿害対策についての詳しい話を担当の農林整備課(大宮庁舎)に出向いて聞かせていただきました(新任説明会が早速に生きてきました)。宇川では強烈な猿害ですが、全体としては比率は少なく(獣害全体の約5%)、年々減ってきている。また猿の捕獲も計画的になされていて、個体数は確実に減っている。被害は防御の薄い個人用家庭菜園に集中しており、そういう個人への支援補助ということは難しい(団体としてのものはあり利用も多い)、というようなことでした。一般質問で取りあげたいとも思っていたので、どうしたものかと悩むことになりそうです。
月曜(6/1)にはもう1件別の件で聞きにいく予定にしています。
この日の夜には宇川地域の夏の海水浴場についての会合もあり、それにも出席。コロナ騒動とその解除(6月には条件付き解除)に絡めて国、府、市の方針などの説明を市の観光振興課から受け、それに対して現場の実際の悩みを各区長さん方がぶつけるという展開でした。
海水浴場をたとえ「閉鎖」にしても、来る人は来て勝手に入り込んでトイレを使いゴミをして帰る。そういう人への対応は全て地区の役員がやらんといかん、たまったものではない。「休業補償」さえしておけばいいなどというようなものではない。という悲鳴にも近い声があり、それがよく分るだけに何とか力を尽くさねばと思った次第です。
あっちもこっちも問題だらけ、「このところ、ウーンウーンと唸ってばかりだね。」などと妻に言われる始末です。
20/5/30(土)午後