D30 9月議会開始!! 山のような議案に手も足も出ず! 200906(日)
8/28(金)に9月議会が始まりました。2回目の定例議会、山のような議案をいただいて悪戦苦闘、相変わらず初めての事ばかりで報告を上げる余裕もない1週間でした。まとまったことを書ける状況ではないので簡単にこの間をレポートしておきます。
京丹後市議会は、この9月議会よりいわゆる「ペーパーレス」の完全実施ということで、日々の議題案内こそ議席の机上に配付されますが、議案は全てタブレットを参照しながらというのが原則となったとのこと。
紙が欲しい人は自分でプリントアウトせよとのことで、紙がないと何もできない小生は事務局に聞いて自宅のパソコンにタブレットと同じ「サイドブック」というソフトをダウンロードして何とかプリントアウトできる環境を整えました。
ただ議案は膨大で全部出すと数千ページになり、その日に必要な所だけを出して会議に臨む(あとはタブレットを覗く)という形となりました。ところが必要な部分だけでも数百ページとなり、普通のインクジェットプリンターでは即壊れそうな状況(インク代がまた高い)で選挙用に買ったレーザープリンター(実はあまり使ってなかった)を使用して大量印刷を何とか乗り切りました。分厚いファイルも買い込んできました。
今日日の議会はアナログ人間では任に堪えない(ガラケー使用者は小生のみ・・)、厳しい現実です。そんな中で迎えた9月議会でした。
8/28(金)、初日。メインは、昨年度令和元年度決算案の提案、概要説明と令和2年度7号補正予算(8億以上)の提案。元年度決算についてはほとんど聞いているだけ、個々の分野、事案の審査は予算決算委員会に付託されました。
コロナ対策などが中心の補正7号も予算決算委員会に付託。新年度からの指定管理に関わる議案も多数提案され各委員会へ付託されました。市長など特別職の年度内給料カット(市長10%、副市長・教育長5%)とコロナ関係での医療関係者特金手当の増額の条例案は表決され決定。質疑もいくつかしましたが、よく分からない件がいっぱいというのが正直なところでした。
家に帰ると安倍さん辞任の話でテレビは大騒ぎ。7年8ヶ月、良くも悪しくもこの方お陰(?)で小生は今議会にいる。
8/31(月)、2日目。この日は予算決算常任委員会で、まず補正7号の質疑、意見交換、討論、採決。移住促進事業(移住して家を直す補助金を増額)、「ささえ愛クーポン」(市民にさらに1000円のクーポンを配る)、高校コーディネーター増員(峰高だけから緑風と清新にも)、マスク事業(1500円配付で売れ残ったのを市が買い取って備蓄する)、丹鉄支援(コロナで収益の落ちた丹鉄へ支援)などに質疑が多く出されました。小生もいくつか参加。
補正5号の次に令和元年度決算の説明と質疑。説明の部分をただただ追いかけ、他の議員の質疑を聞くだけで精一杯、何も言えず。一つだけ、弥栄町の「エコエネルギーセンター解体事業」(1億数千万)について質問。市民に何ら有益でなかった負の遺産を処分するのが環境対策の前進のような総括はどうかと問いましたが、残った建物は今後活用などという答弁しか返っては来ませんでした。もう一言、市長に対してあなたが言い出したことの結果がこれだがどう思うかと問うべきであったと後になって後悔。まったくお手上げの一日でした。
9/1(火)、3日目。令和元年度決算について予算決算常任委員会より文教厚生分科会(文教厚生委員で構成)に付託された長寿福祉部に関わる事案の審査。生活福祉課、障害福祉課、健康福祉課、長寿福祉課の4つの課の事業ごとに説明を受け、ほとんど聞くばかり(質問もいくらかはしましたが)の朝9時から午後5時となりました。
その後、さらに介護保険事業の決算と介護サービス事業の決算審議。これは全く初めての内容でただただ聞くだけの手も足も出ない状態でした。何億円という大きな事業なのですが、正直何も分からず他の委員さんの話を聞いて勉強させていただきました。
その後6時頃から本来の文教厚生委員会として3つの指定管理施設について審査。福祉関係の施設の指定管理を今後も継続して5年間というのが2件と来年度より新しくというのが1件(弥栄町の「ふくじゅ」)。これも、そういうものかと思いながらの会議となりました。
とにかく知らないことばかりの一日で頭の中はギチギチという状況でした。
9/2(水)、4日目。昨日に続いて文教厚生分科会、この日は教育委員会関係の決算。午前中障害教育課、午後は学校教育課と教育総務課の審査。小生は一応教育畑の人間ではあるものの(府立高校に37年)、社会教育や小中学校はほとんど門外漢で突っ込んだ質問はほとんどできず。6人の委員のうちでの発言率は10%にとても満たない状況でした。何とも情けない。
9/3(木)、5日目。この日は午前中病院会計の決算審査。市立の弥栄病院と久美浜病院の様々な大変な現状を聞かせていただき、なるほどという事ばかり。市の財政の赤字部分の筆頭と言われる内容も敢えて質問して説明を受けましたが、改善の方向は構造的に困難らしいということを知りました。
午後は教育委員会の残っていた、子ども未来課と文化財保護課の審査。これも初めて聞く話ばかりでした。夕方になって、委員会に変更し付託を受けた条例案1つ(放課後児童クラブの日祭日開催)と指定管理2件(宇川診療所と鳴き砂資料館)の審査。先輩の委員さんよりどういうことをチェックするのかという勉強を大いにさせていただきました。
この3日間で一応付託を受けた審査が終わりました。その意見のとりまとめを9/7(月)に行うということで、9/5(金)は会議なしということを確認して散会。強烈な1週間がようやく終わりました。
20/9/6(日)朝