D42 12月議会開始! 指定管理に質問いろいろ! 補正8号に新たな獣害調査!!  201128(土)

 11月もあと僅か、この時期独特のウラニシの不安定な空模様が続いています。

 11/26(木)に12月議会が始まりました(会期は12/18(水)までの23日間)。その報告です。

 議案は第152から第187まで36本。内容は、国の人勧に基づく給与の条例改定、11件の指定管理者の指定、補正予算の8号などです。

給与改定は、要するにこの12月の一時金(ボーナス)を0.05月カットする(2.6月→2.55月)というもので、一般職、市長以下三役、議員いずれも減額(会計年度任用職員さんはそのまま)ということです。全国的なコロナ禍での賃金ダウンを受けての国の人勧に従うということで、特に議論なく可決されました。議員は12月のボーナスが1万8000円ほど減るということです。

 指定管理者の指定については、市の作った観光施設で本年度指定管理期間が終了する11件(道の駅、宇川温泉、はしうど荘、天女の里、小町公園、あしぎぬ温泉、スイス村など)について、R3年度から5年間の管理者の応募を受け市の委員会が審査決定したものを承認するかどうかということで、提案→質疑→産業建設委員会付託という流れでした。

 質疑は活溌で、各施設について昨R1年度の収支決算がどうであったのか、指定管理料はどうなのか、利用者の数の動きは、現在の管理者から別の管理者へ変更される場合どういう事情の変化があるのかなど様々な質問が出されました。

 収支決算は赤字のものも黒字のものもありますが、指定管理料はいずれも上がっている(理由はコロナ禍や消費税アップに対応)ようでした。

 小生は6月議会、9月議会で宇川温泉の件を取り上げ、地元の意向をより反映する事業のあり方を求めてきましたが、そういう方向での検討もなされたとのことでした。因みに宇川温泉は管理者が変更になる方向です。

 管理者の選定については、委員が評価シートに基づいて点数化して評価するのですが、その評価項目の中に「地域の声を生かす」という内容のものが直接にはないので、「地域の活性化」を掲げる指定管理施設の趣旨から言ってそういう項目が必要ではないか、と小生が敢えて指摘をし、「今後検討したい」という総務部長の言質を得ました。

 また、スイス村の件では、2件の応募の中から選定された事業者が市外の業者(野間地区には馴染みがあるらしい)ということで、現在雇用されている方々の雇用は守られるのかと質問し、「極力継続したい」という意向は確認しました。

 説明の中で丹後町の碇高原ステーキハウスの応募者がなく(理由は経営が厳しく現在の管理者が下りた)、全国に二次募集をしているということも明らかにされました。その地元に住む者としてはとても気になる所です。

 指定管理者の指定の件は、産業建設委員会で改めて詳しく審査をされ決定は本会議最終日の予定です。

 一般会計補正予算8号と特別会計補正、事業会計補正は、共に午前中に執行部の提案説明を受けて予算決算常任委員会に付託され、午後本会議終了後にその委員会が行われました。

 中心となった補正8号は一般会計の29事業で総額2億3143万円。

 質問の集中したのは、この冬に丹後での旅行を希望する若者にアルバイト付の旅行を市の観光公社が中に入って斡旋(民間事業者とタイアップ)し、その際新型コロナウィルスの抗体検査を市の費用で行う。100人分80万円という事業についてでした。

 カニを中心とした冬期の宿泊施設の人手不足解消と観光客誘致を同時に計ろうという事業の支援ということです。検査のやり方(抗体検査で陽性ならPCR検査もやる)、観光公社の事業とのかかわり(公社独自の部分もある)、タイアップする民間業者についてなど、いろいろな質問が出されました。新型コロナの第3波が全国で猛威を振るう中、丹後の冬の観光がどうなってゆくのか予断を許しません。うまくいってくれたらいいなと思っています。

 小生は、獣害防止対策の検討に159万円という農林整備課の事業について、気合いを入れて質問しました。6月議会、9月議会の一般質問でこの件を重ねて取り上げ、特に丹後町の猿害を何とかならないかと訴えてきた者としては、早速に市が対策を具体化するということを大きく評価しその具体的な調査(丹後町2地区、久美浜町2地区で今年度中に行う)のあり方と、具体的な対策(来年度実施)が被害の当事者が納得できるものになるのかということを問いました。

 この件では市長の直接の答弁があり、全国での様々な取り組みの知見を持つ業者に依頼して実態に即した調査を行い、具体的に効果のある事業にしたいということでした。

 逝去から1年になる野村克也氏と丹後町出身の偉人松本重太郎翁についての顕彰事業も提案され(予算約200万)いくつか質問がありました。野村さんの件は、来年2月の大阪の「おかえり、ノムさん」プロジェクトと連携し、松本翁の件は来年の大河ドラマ「青天を衝け」(松本翁のライバル渋沢栄一を描く)ともタイアップして盛り上げたいとのことでした。

 補正8号は賛成全員で委員会の決定がなされました。

 宇川温泉の件でも獣害調査の件でも、自分自身が2回の一般質問で取り上げ訴えてきたことが実際に施策になっていくということにある種の感動のようなものを感じています。

20/11/28(土)

改修工事の進む宇川温泉。
更なる獣害対策に向けて。

永井友昭チャレンジダイアリーをフォローする!

ご寄付(カンパ)をお願いいたします

永井友昭が代表を務める政治団体「京丹後宇川の風」へのご寄付をお願いいたします。京丹後市外に在住の方でもご寄付を受け付けておりますので、何卒ご支援のほどお願いいたします。