D57  永井の一般質問のやりとりです!    21/3/18(木)

 3/11(木)の小生の一般質問のやり取り(自己評価60点のヤツ)をまとめてみました。とりあえずここに報告しておきます。

発言順位12番 「創明」の 永井 友昭 です。

 4回目の一般質問を行います。

 今日はあの東日本大震災から10年目という日です。亡くなられた方々の冥福をお祈りすると共に終わりのない原発事故を抱え、今なお多くの困難を強いられている方々に思いを馳せ、今また新型コロナの大過と対峙する中で、この国のあり方、引いては本市のあり方を考える質問をできればと思っております。

今回は4分野です。

1,第2次学校再配置計画について  

 一日目の橋本議員の質問で色々とやり取りがなされましたので、その議論の上に立っての質問をしていきます。その前にこの質問に関わる写真をいくつか見て下さい。

✋ 写真 1~7 

写真1、計画の中でもっとも早い閉校が考えられているのがこの宇川小学校です。

写真2(宇川でのチラシ1号)、昨年12月より市教委より再配置の話が出てきて、衝撃が走っております。

写真3(上宇川からの陳情)、保護者、地域ともに拙速は避けよ、まずはしっかりと説明と対話をという声が強く起きております。

写真4(市長への申し入れ)、署名590名と共に市長へ話をよく聞いてくれという申入れもなされました。この新聞記事の写真のお二人は、私の母校の宇川中学校が再配置でなくなった時にいろいろとお世話になった当時の宇川の二人の連合区長さんです。

写真5(隠岐の島町教育委員会の統廃合しない適正化計画)、この10年の間に学校を巡る状況は大きく変わり、小さな学校の良さを活かした取り組みが全国的に広がっております。この島根県隠岐の島町は小学校を2010年までに23校から7校へ、中学を9校から4校へ統合してきましたが、このまま減らしていったら町の未来がないとして2015年に再検討を進め複式になっても学校を残す「統廃合しない魅力ある学校作り」へ舵を切った町です。

写真6(島根県邑南町の学校人数とクラス数の一覧)、島根県邑南町はこの表で分かるように20人で4クラスとか複式学級の学校がいくつもありますが、町を挙げて小さな小学校を守っておられます。そのキャッチフレーズは「日本一の子育ての町を目指して」、本市のもの(「子育て環境日本一」)とよく似ておりますがその方向が少し違う、私はこの町の方の方向を目指すべきではないかと思っております。このような自治体が今全国に拡大しています。

①まず確認です。市教委が現在考えている第2次学校再配置計画ですが、今年度で第1次計画が終了するので、第2次の再配置計画を新たに決定してやりたいということですね?

A,教育次長 はい、その通りで現在の計画は今年度で終了です。ですが、残念なことに複式学級が予想される学校があるということで、10年前に手間をかけて議論をして議会の承認もいただいた「速やかに複式を解消する」という第1次の基準のもとに再配置をやりたいと考えているところです。

②第2次の案として市教委が持っているということですね?

A,教育次長 市教委の案として出させていただいて、パブコメという手もあったのですが、大変大切な学校にかかわることということで、昨年11月以降関係の皆さん(区長、PTA本部役員、保護者)に同じ基準で今後もやりたいと説明させてもらったということです。現基準は3月末までのものですので4/1からは計画が浮きますが、現基準で取り組みを続けざるを得ないと思っております。

③市教委が2次計画を提案されて、議会がそれを承認してそれから行われるということではないのですか?

A,教育長 議会への提案権は市長の方にございます。

④それでは市長に確認します。

A,市長 第1次の計画は議会で承認を得てやったものです。今回も同じように考えています。

⑤ということは、今の計画はこの3/31までのものということですね(市長頷く)。橋本議員とのやり取りで、教育次長は「1次の基準を踏襲していくことになっている」と何度も言われましたが、それは3/31までのことで4/1から先の事はまだ決まっていないということですね。

A,教育長 その通りです。教育委員会は4/1からも同じ基準でやっていきたいと考えているということです。

⑥「踏襲していきたい」ということであって、「踏襲していくことになっている」わけではないですね。

A,教育長 繰り返しになりますが、議決をいただいて改めて計画するということです。

⑦このことはとても大切なことです。橋本議員とのやり取りの中で、パブコメはやらないという理由の説明に「そんなことをしたら10年間何をやってきたのかということになりかねない」と教育次長は言われました。この言葉は看過できないな、と私は思っています。10年間やって来てその成果に自信があるから今後も同じようにやりたいということではないのですか?

A,教育次長 皆さんの合意と協力と先生方の努力を得て10校以上の再配置をやってきて成果があったと考えて、同じようにと思っているわけです。

⑧その思いのようなことは分かるんですけれども、10年間やってきたことが「どうだったのか?」と否定されかねないのでパブコメはやらないんだ、というように私には聞こえてきます。それくらい多くの方に無理かけてやって来た、と市教委自身が認めておられるということではないかとも思うのです。これ以上は言いません。

 だからこそ、その10年間の十分な検証が不可欠になってくるのです。統合後の聴き取り調査と昨年の聴き取り調査を検証としておられますが、その統合の当事者である児童生徒であった方々や関係した当事者の方々、特に統合に批判的であった方々の聴き取りも重要であると思うのですが、そういう必要は感じられませんか。

A,教育次長 できるだけ多くの声をという姿勢はもっともな事だと思いますが、実際には再配置地区の区長さん方からの声を聞きました。その中には仕方のないことであった(大変良かったという声はないですが)、あのまま行ったら30名ほどに減っていた、生徒のためにはやむを得なかった、という声を当時のことを知る区長さん2、3名から聞きました。

⑨「学校の主人公は子どもだ」と言われ、「子ども達にとって何が一番大切か」が一番大事だ、と言われる中で、今の子ども達やかつて児童生徒であった方々の声を聞く考えはないですか。

A,教育次長 当時こども、小学6年なら10年経って今は22歳くらい、成人式などの際に聞くようなことも考えられますが、子ども達の健やかな成長の環境を整えるのは大人の責任だと思っております。当時の区長さんや保護者の方に聞けば十分であろうと思っております。子どもには子どもの気持ちがあろうと思いますが、正しい判断は大人がしっかりとすべきであると、私見ですが思っております。

⑩そういう考えもあろうかと思いますが、私は当事者の声は可能な限り聞かれるべきであろうと思っております。

 市教委の計画を最終的に承認するかどうかを決めるのは今のこの議会です。ここにいる20人の議員が議論して決めるということです。その議論をして決めるに足る情報、検証がまだまだ足りないと思っています。前回は3年以上(2007年5月から2010年12月まで)もかけて議論されています。その中で小学校では当初18校の閉校計画が11校に7校も減っていますが、そういう方々の声だって私は聞いてみたい。複式学級は良くないとさかんに言われるわけですが、このことも今の状況の中で丁寧な検証が必要です。隣の伊根町でも宮津市でも亀岡市にも舞鶴市にも複式学級はやられていてそれぞれに成果を上げていると聞いています。浜岡議員、橋本議員も指摘されているように、この10年間にあらゆる事が大きく変化しています。それも含めての総合的で未来志向の検証が必要だと思いますが、市長はいかがお考えですか。

A,教育長 10年間の再配置ですが、その度に条例の改正ということで議会の承認もいただいてやっております。検証は日々に行っています。事あるたびに市民の皆さんの声を聞きながら常にやっております。

A,市長 今教育長が言ったとおりですが、同時に第1次の時から一貫しているのは「子ども達を第一に」ということで考えられてきたということです。その上で常に検証を重ねてきて今回同じ基準でということなのです。

 同時に、大切なのは地域の皆さんで、その声を聞きながら思いを共有してやって来たということで、これからもその合意を得てやっていきたいということです。今般はコロナの関係でそういう機会が中々持てなかったので、この後のタイミングを見ながら市の考え方を地域の皆さんに説明させていただき、合意をいただいてスタートしていこうと思っているところです。

⑪教育長は「日々検証しています」と言われました。それならばその検証の資料を出していただきたい。

 私はこれまでの一般質問で繰り返して宇川の事を取り上げてまいりましたが、にしがきがなくなり、北信のATMがなくなり、その上に小学校まで取られるのかという声が宇川に満ちています。この宇川の危機感に市長はどう応えられますか。

A,市長 真正面から危機感を共有させていただき、いろんな声をいただいてもおります。市としては宇川の皆さんの生活に支障がないよういっしょになって考えて行きたい、施策を講じていきたいと思っております。宇川はとても魅力的なところで、次代に続く資源がほんとに豊富にあるところでして、そういった資源を更に磨きながら豊かな地域になるよう全力でやっていきたいと思っています。

⑫そういうお気持ちはとても嬉しんですが、その中に宇川小学校の問題があります。市の総合計画ではSDGsというものが大きく取り上げられていますが、その中の4番目に「質の高い教育」というものがあります。持続可能な地域作りに資する教育、その担い手を作っていくという内容も込められています。その事も考えていただき今一度立ち止まって考え直す時間があってもいいと私は思っています。多くの人達がそう思っています(全部とは言いませんが)。そのあたりの思いに市長はいかがですか。

A,市長 その話もしっかり受け止めながら、同時に10年前の、それ以前からの十分な検討の中で、当時からいろんな意見があった中で、市としてはやはり子ども達が(市内の)どこに住んでいても違いがない教育環境を用意したいという共通の指針を持ってやっていこうというのが市の思いでありますので、その考え方は日頃の検証の中で今でも通じると考えております。議員のお話も受け止めながら同時に我々の考えも今後更に丁寧に地域の中に入ってお話させていただいて、前向きな意見交換をさせていただきながら合意を得てやっていきたいと思っております。

⑬10年前と大きく環境は変わってきております。そういう中で新しい時代には新しいやり方を検討していくことは当然だと思います。是非とも十分な検証と検討を市民もいっしょになってやっていただきたい。

2,海岸線の美化、施設の整備について 

✋ 写真 8~11 

写真8 これは経ヶ岬の写真です。とても美しいのですが、

写真9 近づくと、ここは岩田海岸と言いますが、このように大変な漂着ゴミです。

写真10 これは筆石海岸、このようにきれいに見える砂浜ですが、崖縁の辺りにはゴミが何年も溜まっています。

写真11 これは宇川地域の年中開設している海岸のトイレですが、毎週掃除をしていても清潔を維持するのは大変です。

①本市の観光産業の生命線は海岸線にあり、その生命線を維持するためには美しい砂浜と清潔なトイレが不可欠だと考えるのですが、市長も同じ思いを持っていただいていますね。

A,市長 それはもう同じ思いです。詳しく言うと海岸線だけでなく森や田んぼ自然もそうですし、歴史文化伝統など全てが本市にとって大切な観光の資源です。海岸線は生命線の一角を占め、温泉もあり、食も含めて大切な地域だと思っております。

②その海岸線の美化を阻害するのが海岸漂着ゴミです。これを撤去するために市がやっている事について説明をお願いします。

A,商工観光部長 毎年予算の中で地域の方観光関連の方を含めて清掃をやっていただいています。また市でも美しい砂浜を維持するためにクリーン作戦を毎年実施しています。ただこの2年間は様々な気象の状況もあって中止しているような状況ですが今後も継続して実施していきたい。

③ボランティアなどでの清掃作業はどのくらいやられていて、市はそのサポートなどに関わっているのですか。 搬出などの補助もないと聞きますが。

A,商工観光部長 基本的に清掃活動は地域に委託をしてやっていただいています。搬出も委託経費の中に入っております。

④ボランティアですから勝手にやっているということなのかも知れませんが、いろいろと集まってやられていると聞いています。そういう方々の情報を市もつかんで、そういう方々に気持ちよくやっていただくためにも何らかのお礼、例えば温泉県の1枚もさし上げるというようなことがあってもいいではないかと思うのですが、そういうことは無理ですか。

A,商工観光部長 市内に15箇所の海岸があります。そこの清掃にはマンパワーが必要です。市民の皆さん、観光業者、学生さんなど多くの方に参加していただいています。議員からは温泉券という提案ですが、過去にはクリーン作戦の際に飲食店の商品割引券(シュウノウパスポート?)をお礼の意味で配付ということもやって来ております。

⑤何らかの形でそういうことをたくさんやっていただきたいと思います。この清掃事業は総合計画では環境保全の立場からという書き方になっていますが、観光産業の一環としてもっと大きく海や海岸に関わる全ての人達が一緒になって、パートナーシップを形成してとも言われていますが、是非強力に進めていただきたいのですがどのようお考えですか。

A,商工観光部長 地域の方やボランティアの方に熱心にやっていただいて感謝を致しております。市も継続して取り組んでいるところです。この冬はまたたくさんのゴミが寄っているということですが、地域の方々と共にしっかりとやって行きたい。

⑤最後にトイレのことです。海岸のトイレを清潔に維持することは大変なんですが、市の管理するトイレの清掃はどのような形でやられていますか。

A,商工観光部長 地域の団体さんやシルバーに委託をしてやっていただいているという状況です。

⑥トイレを作ることも大切ですが、それをきれいに維持することは更に大切です。

3,ゴミの減量化について  

✋ 写真 12・13 

写真12 これは最近のクリーンセンターのストックヤードのものです。段ボールなどがあふれておりました。この中に「雑がみ」を出す場所が分かりません。

写真13 このように段ボールの中に「雑がみ」が混在して出されているような状況でした。

①ゴミの減量化に取り組むとして、「雑がみ」分別が行われるようになっていますが、「雑がみ」はどのように回収されて、どのように処分されていますか。

A,市民環境部長 古紙回収の団体、作業所やPTAなどに収集していただき、収集された上で新たな形に再利用されると認識しております。この写真のように混在して出されていても最終的には段ボールは段ボール、「雑がみ」は「雑がみ」と分けて出荷されていると聞いています。

②6円とか4円(/㎏)という補助金はその段階で量を確認してということになりますか。

A,市民環境部長 そのタイミングで整理をするという形になります。

③「雑がみ」は可燃ゴミと一緒に出されるので、それを分けて出す事によってゴミの減量が進んだということは評価したいが、日常的に発生するのに週2回の可燃ゴミのように楽に出せない。日常的に出せるようになればもっともっと減量が進むと思いますがどう考えられますか?

A,市民環境部長 「雑がみ」はそう毎日出るものではないと考えますが、どこに出していいのか分からないということは聞いていますのでそのあたりは考えて行きたい。

④一昨年10月に値上げされ交換された市のゴミ袋ですが、この事業による市の収入増はどれほどあったのか。また、この事業によるゴミの減量化の実績は。

A,市民環境部長 改修前のH30年度と回収をやったR1年度を比べると、H30が1億784万、R1が1億5787万9000となっており単純計算で4603万9000の増ということです。減量の量ですが、このことに特化しての量は分かりませんが、全体としてH30年度の2万5492tからR1年度の2万3688tへと1804tの減少となっております。

⑤減量をさらに進めていただきたい。交換回収された大量の古いゴミ袋の活用はどれだけなされたのか。

A,市民環境部長 回収したゴミ袋が57万枚。今年度はボランティア清掃に加えてコロナの関係でゴミを持ち帰っていただくということに使用して5万枚を利用しましたので現時点で約52万枚残っているという状況です。

⑥大変な量ですが、今後どのようにされるつもりか。市民に広く利用方法を聞くということもあっても良いと思うが。

A,市民環境部長 引き続いてボランティア清掃などに使う予定ですが、大量にあるのでその利用方法は検討課題です。議員のいうように市民の声を聞いてということも考えていきたい。

⑦エコエネセンターに保管されていると聞いています。劣化するものですので、しっかりと利用していただきたい。

4,米軍基地に関わる問題について  

✋ 写真 14~19 

写真14 これが米軍基地の現在の状況です。2基工事がほとんど終わりかけています。

写真15 これが問題の受電機です。

写真16 これは基地全体の図でここの処から最終的な生活排水を出すということを聞いています。

写真17 これが給水タンク。色が緑でなく違う色になっています。

写真18 こちらは通信施設、これも緑でない色になっています。緑色にするということだったのにそうなっていません。

①昨年12/16の「安安連」25以後、米軍関係者の事故情報はありますか。

A,副市長 ご存知のように昨年12/16の「安安連」で新しい基準が出され、それ以後の新しい事故情報はありません。

②知らせるほどの事故は起きていないということですか。因みに現在の事故の総計は何件ですか。

A,基地対策室長 そういうことです。事故件数は74件ほどだと認識しております。

③確かではないので言いませんが、数字が違うのではないかと思います。

約束10項目についての市の検証については田中議員とのやりとりで示されましたが、その内容は市民に示していただけますか。

A,市長 検証を行って国へ問題点を示し、その上で「安安連」で報告し、皆さんにもお知らせしたいと思っております。

④基地の受電機は停電が終わってもスムーズに商業電力に復帰しないということに問題があるのですが、先日の副市長のお答えでは合計10回の連続稼働があったとのこと、合計何日動いていたのですか?

A,基地対策室長 手元の資料では累計は分からないがそれぞれに動いていたということです。

⑤私も正確には分かりませんが一月や二月のことではない日数になろうと思います。この受電機の問題はそもそもどこにあるのか。

A,副市長 まず定期的にメンテナンスをしなければならないということがあり、その際には商業電力の受電を止めて点検を行うということで、その際に部品の不具合が分かり部品を取り替えるという事がありました。また、悪天候とか落雷等によって停電が生じた場合、また落雷が予想される場合に予め止めておくということがあると聞いています。議員指摘のように停電が回復したらすぐに復帰の切り替えができないのかということですが、レーダーは特別の精密器機ですので停電回復後一定の電力の安定が確保されなければ切り替えできないということです。落雷などの天候が不安定な間は回復するまで止めておくということです。

⑥何だか苦しい説明だなと思います。世界最大の軍隊を持ち世界最高の技術を持つアメリカが「そんなことかい」という思いを持ちます。市より是非ともきちっとしたものにするように要請をしていただきたい。(市長、副市長頷く)

④基地からの生活排水の処理について、自衛隊と同じ浄化槽で処理をして厳しい基準で出すので問題はないと言われるのですが、その水質、排出場所、排出の実態を私たち市民が確認することは不可能なのでしょうか。

A,市長 生活にかかわる問題ですので我々もきちっとしていきたいと思っております。場所についてはH27に現地の区長さんの立ち会いも得て確認したということですが、地元の皆さんと一緒になって確認してきたところです。今ようやく居住が始まろうとしています。そして水が出てくるという局面を迎えたということで、それに当たっては直接立ち入りが難しいエリアということを聞くのですが、直接にその場を見ながら説明を受けるような場ができるよう防衛に働きかけていきたいと考えております。

⑤近々「安安連」26が開かれると聞いています。そのあとで会のメンバーの基地の見学会があると聞いていますが、その時にレーダーを一旦止めてでもその場所を確認してきていただきたいと要請しておきます。

⑥米軍基地内の施設は緑色にするということを当時の企画部長の桝賀さんは言ったのですが、通信ゾーンや給水タンクなどそうなっていないところがあります。その理由は何でしょう。

A,副市長 今議員がいわれたようにH29年11/21の「安安連」の会議で防衛局より「二期工事」で建設される建物については緑色にするとの説明を受けました。ですが、通信のドームや給水タンクはベージュ色となっております。これは建設物ではなく既製品を持ってきたというこという説明を受けています。もともと緑色というのは景観に配慮してということですので全部が緑色でいいのかということもありますし、いろいろご意見のあるところです。給水タンクについては道路沿いでもあり緑色にすると重々し過ぎるのではというご意見もあります。いずれにしても環境、景観に調査したものにということが趣旨でありますので地元からそういった要望があればしっかり防衛局に伝えていきたい。

⑦この件は当初からどうしてなのかということを言ってきましたが、きちっとした説明を聞いたのは初めてです。それにしてもこの巨大な施設を、緑にしたからといって文殊さん全体の異様さが変わるわけではないのですが、もともと住民説明会で桝賀企画部長が約束されたことなんですよ。しっかりやっていただきたい。

⑧日米地位協定抜本的見直しということは全国知事会の提言、渉外知事会の申入ということで政府に対する大きな言葉としてあるわけですが、本市も同じ立場に立って声をあげていただきたいと何度も申してまいりました。今議会へもたくさんの方の署名を伴った陳情が出されております。全国の防衛施設を持つ自治体の会議には本市も「抜本的見直し」という言葉を出しておられますが、さらにもう一歩踏み出した、基地のある自治体の長として意思表示をしていただきたいと思うのですが、市長の心境の変化はないですか。

A,市長 この言葉はH25年7月より地位協定の運用の見直しということは申しているところですが、ひたすら住民の不安の解消ということに立脚してお願いしているということです。引き続き全国知事会の要請を踏まえながら、並んで同じ思いを伝えさせていただいているということです。今後も事ある毎に仲間の自治体の皆さんと連携してしっかりと要望していきたいと思っております。

永井 市長、昨年その立場に就かれて以来、米軍に対して様々な問題ではっきりとモノを言うという姿勢を見せていただいて、あらゆる面で安全・安心に向けて一歩二歩進んだなと思っております。ですが、それこそ「日々の検証」が必要ですし、おかしい所はおかしいと私は言っていかねばなりません、市長もそれを受けていただきたいと申し添えます(市長大きく頷く)。

最後になりました。

第2次総合計画の中で、市長はコロナ禍での価値観の変化に乗り遅れるな、と本市の未来を見据え先取りしたことをバンバン打ち出しておられますが、その一方で最初に取り上げた学校再配置問題では環境の変化、今の世の中の動きに対して少し感性が薄いのではないか、鈍感なのではないかということを思います。そういうこともひっくるめて地域の自立へ向けて頑張っていただきたい。以上で質問を終わります。

このような内容でした。特に1の学校再配置問題では、入口のところ(確認)のやり取りに時間を費やし、準備した質問の半分ほどしか問えませんでした。その分は6月議会に持ち越しです。

執行部に対峙する問題を詰めるには時間がかかります。次回から3分野くらいに絞っての時間配分としなければ埒があかないという感じがしております。

2021/3/18(木)夜

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