D59  3月議会終了!  R3年度予算修正、市長問責決議可決!! 大荒れの一日でした。   21/4/2(火)

 3月議会が3/30(火)に終了しました。3月議会のメインは言うまでもなくR3年度予算案の承認ということですが、前回の報告でも述べたように執行部の提案が簡単には通りませんでした。その上に、市長のパワハラ問題が緊急質問で質され最終的には問責決議の可決という大変な事態ともなりました。

 年度末で議会と同時に地区の役員の仕事(一番のメインは地区の事業の決算)が押し寄せて多忙を極め、例によって報告に日が空きましたが、まずは最終日の議会の様子を報告します。

 今回の本会議で時間のかかった案件は、

①市長のパワハラ問題での緊急質問とそれへの対応

②(株)TBMと市の連携協定の是非

③R3年度一般会計予算案を巡る攻防

④市長へのパワハラ問題での問責決議

以上の4つです。

 ①について、まず事実関係は、3月議会代表質問のあった3/9(火)にある議員への市長の答弁について議長が控え室で市長に対し大声で激しい抗議を行うという事があり、その件で立腹した市長が偶々そこへ連絡に来た議会事務局長へ激しい叱責と命令を行ったというものです。その場に私もいたので突然の大声にビックリしたのですが、市長の局長に対する叱責も命令も本来局長の職務ではないことであったので、年輩の議員がそれは関係ないと市長に諫言しその場を収めたのですが、市長は気が収まらずそのあと再度議長と廊下で怒鳴り合うということになりました。

 その後市長は反省をされ、3/16(火)に局長に謝罪、3/26(金)に幹部職員へ「おわびと反省のメッセージ」を伝えたということですが、この一連のことについて、事案発生以来議会運営委員会や会派代表者会議で議論が重ねられ議運委員長(池田議員)からの緊急質問になったという経過です。

 市長はこの質問でのやりとりの中で、一連の事実をほぼ認め(一部覚えていない部分あり)反省と謝罪の言葉を繰り返されましたが、自身のやった行為が明らかにパワハラであったという明確な言葉がなく、自身の責任の取り方に対する具体的な内容も示されずということでした。一方で昨年6月に国で制定されたいわゆる「パワハラ防止法」やそれを受けての市の「パワハラ防止条例」では直接に首長の責任を問う規定がないことも明らかになりました。

 この質問の結果を受け、各会派で協議の時間が設けられ、それが最後の問責決議案へとつながっていくこととなります。

 ②の(株)TBMとの連携協定の議案は、市が抱える大量のプラスチックゴミ(現在約100t)の処理などの実証実験をこの企業と提携してやり、ゆくゆくは関連する事業での企業誘致などにも繋げていきたいというものです。環境保全に配慮した資源循環型社会を目指し、市の廃プラの処理とその費用の削減に繋げたいということで、ライメックスとサーキュレックスという脱炭素に向けた新素材の技術を持つこのTBMという企業(政府の評価もある)との連携は双方ウィンウィンであるという説明でした。

 総務委員会への付託では賛否が割れ、同数となって委員長決裁で否決と報告されました。本会議でも賛否拮抗する意見交換、討論となりました。賛成の意見・討論は、環境問題を見据え、本市のゴミ問題に資する事業で将来性もあるというもの。反対の意見・討論は、この企業が作っている素材(ライメックス)は現在のゴミ処理サイクルに入らず新たなゴミを作るだけ、本市がやろうとするサーキュレックスという新素材への本市の廃プラを使った実証実験は単なる可能性だけ、市長の知人の経営する企業ということで他の企業の検討は何もなくていいのかというようなものでした。

 私は、この議案が最初に出された時、環境配慮、資源循環、双方ウィンウィンという触れ込みの事業では、エコエネセンター事業やグリーンバイオ(GB)事業のように大きな失敗を本市は過去に経験してきている。そのことをしっかり認識しての案件なのかと質疑をしました(その時はあまり明確な回答なし)が、そのことがずっと気になっていました。

 総務委員会の質疑の中でエコエネやGBとは違うんだという説明などはなされたのかと委員長に問いましたが、特にそういうやり取りはなかったとのこと。一方でこの協定のもとで市がやろうとする具体的なことや製品について独自に問い合わせもして、エコエネやGBほどのリスクを市は負うものではないという感触も得ていました。

 いろいろと思いが巡る中、意見交換にも討論にも参加せず、採決に当たっては、(おそらく永井は反対に回るであろうと思われている中で)敢えて賛成に回りました。賛否は10vs9。私の1で可決ということ、私が立たなければ否決という初めての経験をしました。この事業が今後どう展開するのか、背負った責任は重い。

 ③の新年度R3一般会計予算案を巡る攻防です。この予算案は、3/18(木)の予算決算委員会で市庁舎再配置事業への批判が強く、その削減修正案が出され多数の支持を受けて通りそうだという事態の中で、ここで削除されれば市庁舎再配置そのものの芽が完全に摘まれてしまうと、執行部が一旦提出した議案28号を3/22(月)に撤回し、市庁舎再配置事業を除いて議案52号として再提案されたものです。

 意見交換の中で、この議案撤回、再提出、市庁舎再配置事業の是非を巡って多くの方からの発言がありました。私も意見交換に参加し、

・委員会答申を受けての市の判断に大きな違和感を持つ。

・圧倒的な市民は望んでいないのにまともな説明がなされていない。

・最近のデジタル技術で情報の集約化ができれば庁舎の集約化は必要ない。

・財政見通しの説明がない。必要至急の大きな事業がいくつもあるのに更に負担を重ねるのか。

・3回目のクーポン券配付に便乗してこの件での全世帯アンケートを取ったらどうか。

 という論陣をはりました。

 一方、幸福度指標作成事業については削除すべきであるという予算決算委員会報告を受けて、修正案についての意見交換と討論がなされ、修正賛成が圧倒的な中採決では賛成多数で修正案が可決されました。創明は修正案に賛成しました。

 ④の市長問責決議です。本会議最終盤、丹政会の谷津議員より、賛成者3名とともに市長の今回のパワハラ事案についての問責決議案が提出されました。要するに、朝行われた緊急質問では市長の責任の取り方が曖昧かつ不充分で、それでよいというわけにはいかない。議会としての市長への意思表示を明確にしたい、ということです。

 決議案への質疑も多く、討論では今回の市長の行為(当日の行為そのものとその後の対応)への批判と責任が繰り返して問われました。私は質疑の中で、一番恐れるのは今回の件で市の職員、特に市長とともに施策の立案にあたる幹部職員が市長にモノが言えなくなることだ、そうなったら取り返しがつかない、提出者の思いは? と問い、全く同じ思いを持っているとの答えをいただいたものの、悩みに悩んだ結果討論もしないままこの問責決議には起立しませんでした。

 採決の結果は決議賛成が10名で問責決議は可決。私は反対8名の中の1人となり、永井は当然反対するものと思っておられた方々からいろいろと御意見をいただくこととなりました。

 最後に、時間をかけての議案とはなりませんでしたが、「日米地位協定の抜本的見直しを求める意見書」の提出を求める陳情(4545名の署名あり)について、賛成の討論を3分ほど行ったことも追加します。

 完全な不平等条約である日米地位協定について、その実態がどういうものであるかを国レベルもこの京丹後市レベルも具体例を挙げて説明し、その見直しに声を上げている全国知事会の提言があり、市長も支持を表明しているのに、どうして皆さんの多くは同じ所に立つ事ができないのか、と問いかけました。結果は賛成4名(共産党の3名と小生)で否決ということでした。

 議会終了後、この日(3/30)は実質的に年度最終日ということで、退職される3名の執行部職員の方(吉岡教育長、荻野農林水産部長、西山議会事務局長)の挨拶が議場であり、更に議員控え室では議員団としての西山事務局長への送別セレモニーもあって、大荒れの一日は和やかな笑いに包まれて夜8時に最後を収めました。その後にまだ広報委員会があるとのことでしたが、小生は委員ではないので帰路につきました。

 4回目の本会議を終え、1年経つなぁという感慨とともに、重要議案の分水嶺に立ちながら適切な言葉を発することのできなかった自分の未熟さをしみじみと感じる帰り道でありました。

21/4/2(金)朝

R3年予算案の表紙
合併以来最大の353億円。
可決された問責決議

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