D60 市庁舎再配置事業への永井の意見を全部上げます。 会派創明の代表は永井に交代しました! 21/4/2(火)
3月議会最終日に永井の行った令和3年度一般会計予算への意見交換を、せっかく原稿まで書いた(意見交換に書いたのは初めて)ので上げておきます。
それと永井の所属している会派創明(メンバーは浜岡、永井の2人)ですが、代表の浜岡さんより「代表を交代しよう」というお話があり「まだ早いと思いますけど(最初の約束は2年で交代ということだった)」と申し上げましたが、「大丈夫、勉強しなさい。関係の皆さんには言っといた。」とのことで「ハイ」ということになり、昨日4/1付で届を出しました。
会派の代表になると、会派代表者会議と議会運営委員会の2つに出ることとなり、時に議会には出て来ないお話にも加わることとなります。現在会派は4つなので、その4人のうちの1人ということです。新人議員が2年目から会派の代表をやったことなどあるのだろうかと思ったり、荷が重いのは確かなことでどうなることやらです。
以下、令和3年度一般会計予算への小生の意見交換の内容を紹介します。
この議案52号令和3年度一般会計予算案は、皆さんご存知の通り、一旦提出された議案28号が3/22(月)に撤回され、市庁舎再配置事業が除かれて再提案されたものです。橋本議員、松本議員、東田議員もこの件で意見を言われましたが、私も思うところがありますので意見交換に参加します。
予算決算委員会での意見交換でも申しましたが、一旦出した予算案を取り下げて再提出するという事は異例かつ極めて重大な事態と言わねばなりません。3/18(木)の予算決算委員会で市庁舎再配置事業への批判が強く、その削減修正案が出され多数の支持を受けて通りそうだという事態の中で、ここで削除されれば市庁舎再配置そのものの芽が完全に摘まれてしまう、という危機感から執行部がそういう判断をされた、ということです。
私は28号の市庁舎再配置議案には当初から強い違和感を持っていました。
その理由ですが、
まず、検討委員会の答申について。 20名の委員のアンケート結果で増築棟のA案優位が半数の10名になったことを論拠に増築棟建設が答申結果であるとしてその設計に入るというのがこの事業です。そもそも「市庁舎機能の集約化」という方向を基本としての答申を求められた宛職中心の20人のメンバーのこの会議で、半数の10名がA案を支持せず、この事業そのものを見合わせよ、再検討せよ、より分散をなどという意見が7名もあったということこそ、野の声、市民の本音であると私は思うのです。
市庁舎の集約化がなぜ必要なのか? それがなされないと何が困るのか? 市民にはどういう迷惑がかかるのか? そういう説明がほとんどなされていません。今差し当たって困ったことはないではないか、そんなことに大金を投じる必要があるのか、それよりほかにすることがあるだろう、というのが圧倒的な市井の声です。それが10名しかA案支持とならない理由だと私には思われます。その普通の市民の素直な疑問に応える説得力のある説明を市はできていません。
そもそも市庁舎機能の集約化という事が言われ始めたのは2012年頃、9年前からのことです。学校再配置計画ととてもよく似ているのですが、その頃と今とは世の中が大きく変化しております。その変化を劇的に進めたのが昨年からのコロナ禍です。都市から地方へ、集中から分散へ、そのためのICT活用、DX、テレワーク、サテライトオフィスというようなことが今回の予算案にもふんだんに盛り込まれています。
何の為のDXなのか? 何の為の「デジタル戦略課」なのか? それをしっかりやれば情報の集約化は可能であり、市庁舎の集約化など必要なくなるのではないか。そのように思われてなりません。
この市庁舎再配置を含めての市の財政見通しの説明もほとんどありません。今、市民生活に即影響する大事業が目白押しです。ゴミの最終処分場(37.8億)、網野給食センター改修(10.4億)、中学校へのエアコン整備(2.3億)、久美浜病院大改修事業(?億)など、必要至急案件がいくつも迫っております。その上に市庁舎再配備、合併特例債は今しか使えないと事あるたびに聞きますが、使っても約16億円はかかるとのことです。数の減っていく一方の市民の肩に掛かる負担はどうなるのか、これも説得力ある説明が必要です。必ずしも必要ないもので負担を重くすることは許されません。
しっかりと説明を重ねご理解を得て6月議会へ再提案をということですが、学校再配置計画と同様、確かな検証と説得力ある説明がなされ市民の理解を得ることがその前提になることは言うまでもありません。
最後に1つ提案です。この件については、率直な市民の声を聞く全世帯アンケートをやるというのはどうでしょうか。コロナの経済対策で全市民への3度目のクーポン券配付が今回の予算に出ておりますが、その時に簡単なアンケート用紙と返却用封筒を一緒に送れば容易にできます。今回予備費に1500万円以上が回っております(再配置事業取り下げの結果)のでその財源は十分にあるでしょう。
今回の予算案、個人菜園への補助制度創設、新しい奨学基金制度の開始、ブックスタートの復活、地区要望対策予算の増額など大きく評価したい事業がいくつもありますが、以上縷々述べた点は今後しっかりご検討願いたい。
以上を私の意見交換とさせていただきます。
21/4/2(金)昼前