D217 チャレンジ通信17号、8/11に発行! 8/18(日)には「市民と議会の懇談会」!! 24/8/13(火)

 お盆になりました。永井の地区でも4年ぶりに盆踊りが復活しました。本番は明日の夜、久しぶりの音頭取り(「鈴木主水」の謡い)もあって少し緊張です。

 さて、前回最後に報告したチャレンジ通信の17号(2期目の第1号)を8/11付で発行し、全市に新聞折り込みしました。毎度のことながら出せてホッとしています。

 2期目のスタートということで、担当スタッフと紙面のリニューアルを検討し、最初と最後、余白のスペースなど少し変更しました。評判はいいようです。一方で、内容には厳しいご意見もいただいております。

内容とした文章は以下の通りです。 ※ 現物の読みたい方は永井へ直接連絡を下さい。

チャレンジ通信Ⅱ 第17号

二期目スタート! 無会派になりました。

【一般質問】

1.R6年度肉付け予算

① 合併特例債

永井:今回の補正後合併特例債の利用残額は約27億円、今年度が期限であるが年度中に全部利用するのか?

総務部長:現在のところ明言することはできない。

永井:合併特例債を使って丹後王国タワー跡事業に4億円以上ということも聞くが、地区要望とも関連するインフラ事業等に利用すべきではないか?

総務部長:内容を吟味しR7年度中に完成できるという条件の中で検討していく。

※この条件なら利用は可能ということ。

② 当初予算削減から復活

永井:3月の当初予算で削った整理見直し39項目約1億5000万円が今回の補正で14項目約9500万円、62%復活している。削ってはいけないものを削ったり復活を前提に削ったりしてはいないか?

総務部長:新体制で精査してやっている。そのようなことはない。 

※そう思えない項目もある。

③ 財政強靭化

永井:財政強靱化事業(国からの新たな財源を得るための施策)、それなりのものをゲットしてくる目算はあるのか?

市長:そういうものにつなげていきたい。

永井:特例債の期限はすぐそこ、チャレンジだけでは間に合わない。

④ 学校給食の無償化の件

永井:学校給食の無償化、増額予定のふるさと納税を使って、市長のマニュフェストにある「中学校からの無償化」に今年度中に進んでいく可能性はあるか?

教育長:即答は難しいが、段階的実施も含め検討を重ねたい。

2.市政の諸課題

①間人ガニ偽装事件

永井:間人ガニの偽装事件、市の認識は?

農林水産部長:兵庫県産のカニに間人ガニのタグを付けて産地を偽装した事件で関係者2名が逮捕された。あってはならない事件で、再発防止の徹底と信頼回復に全力で努めてまいりたい。

永井:市長は公式なコメントは出したのか?

市長:メディアの取材には文書も出して応えた。

永井:市の施策への影響は?

農林水産部長:間人ガニは京丹後の冬の味覚を代表するブランドで観光誘客に大きな役割を果たしている。この事件が各メディアで取上げられる中、件数は少ないが問い合わせ等があり危機感を持って対応してきた。漁協、府など関係者と共に信頼回復に努めたい。

永井:妥協なくケジメをつけて、今年のシーズンを向かえていただきたい。

②人口減少問題

永井:本市が人口戦略会議の「消滅可能性自治体」となっている件、その根拠となる適齢女性と出生数の最近の動向は?

市民環境部長:5年前のH30年と比較して20代で8.7%、30代で10.5%の減となっているが、その前の5年間と比べるとどちらも数字は鈍化している。出生数の方はR1年度319人がR5年度260人で18.5%の減少である。

永井:適齢女性減少率の鈍化には市の施策が効果を表しているのか?

市長:これは総合的な要因の結果であると思われ、確かなことは言えない。

永井:適齢女性の減少対策にはジェンダーギャップ解消の視点も必要である。

③有機農業実施計画の策定

永井:この計画の事業の進み行きは?

農林水産部長:有機農業の面積や農業者数の拡大を目標として、ハード、ソフト両面での支援や、生物多様性を育む農業計画などとも連携をさせながら、作成していきたい。

永井:実際に今作っておられる方々の声は委員会でしっかり聞くのか?

農林水産部長:そういった方々も含めて広く意見を伺いながら計画の作成をしていきたい。

永井:無農薬を目指すと、収量は減る上に草との闘いが大変な苦労だ。そういう方々を励ます計画でないと意味がない。今年度学校給食に買い上げる予定だが、そのことを踏まえた買取価格となっているか?

農林水産部長:そういったことも勘案した金額設定である。 

永井:実際の耕作者の声は「安い」とのこと、ここが重要だ。

永井:本市にはコウノトリがやってきて棲みついている。豊岡市で「コウノトリ育む農法」として大きく展開されている(430ha以上)ように、本市でもその地域や水系を候補地として集中的に有機農法エリアを構想していけないか?

農林水産部長:豊岡市とは「コウノトリもすめる里づくり共同宣言」を行っており、連携を強化しながら、生産者だけでなく市民が全体となって、持続可能なまちづくりや、本市の有機農業推進をと考えており、そういった箇所選定についても今後検討したい。

市長:議員の指摘も踏まえ、しっかりと進めていきたい。

④選挙投票率最低

永井:先の市議会議員選挙は投票率59%で過去最低となった。原因の分析は?

選管委員長:全国的な低投票率、市長選の無投票、市議選の候補者減少などが要因と考える。

永井:年齢別の投票率は分からないか?

選管事務局長:現在の集計方法では全体としてのものは出ない。 

永井:これは重要だ。是非出せるようにしていただきたい。

3.米軍基地、自衛隊に関わる問題

① 米軍基地10周年

永井:5月24日に米軍基地10周年イベントがあった。市長は出席して感謝状を受けたということだが、何を感謝されたのか?

市長:米軍基地関係者への継続した支援に対し厚く感謝するということであった。

永井:いつも雄弁な市長がその場で何も言われなかった理由は?

市長:類似自治体に問い合わせたがどこもしてないので。

※こういう機会にこそモノを言うべきだ。

永井:10周年ということだが、軍属のレイセオン(レーダーの企業)の方々は居住も通勤もご自由にということか?

市長:できるだけ集団居住、集団通勤をと申し上げてきた。今も変わりはない。

永井:できるだけやっているとはとても思えない。実態はどんどん自由になっている。

永井:防衛局は米軍と市の間に立つということだが、10周年について内容は何も知らなかった。6月1日の土曜日の発電機の稼働についても情報がお粗末だ。仕事はしっかりできているのか?

中西総務部長:しっかりとしていただいている。

永井:私にはとてもそのようには見えない。  

※いくらでも具体例がある。

永井:市長、米軍に対し言いたいことが言えなかったり、聞くべきことが聞けなかったりしていないか?

副市長:安全安心対策連絡会議が設置され、言わなければならないことはそのつど申し上げている。

② 特別注視区域

永井:特別注視区域の指定、基地のそばに住んでいるというだけで、一方的に義務が課せられ従わなければ刑事罰というような制度である。住民の安全安心を脅かすことはないか?

総務部長:個人情報の保護や必要最小限の措置を講じることの配慮も盛り込まれており、住民の権利や自由を不当に制限するというものではない。

永井:表向きはそうかもしれないが、その可能性が否定される法律ではない。

永井:法律の義務を知らないまま処罰ということにならないよう市は対応を考えているか?

中西総務部長: 何か不安などがあれば市の基地対策室が必要な支援をする。

4.地方自治法改正について

永井:先日地方自治法が改正されて非常時の国の自治体への介入の特例というものができた。本市においてこれまでこういうことが必要な状況があったか?

市長:私は今期5期目だが、その間大きな災害などがあり、そのつど必要な国府の支援をお願いしながら対応してきた。 

永井:この改正は地方自治の本旨に悖るという厳しい批判がある中でなされたものだが、市長の特に本市ではその必要はなかったという見解を確認した。

永井:国は今深刻な政治不信を抱えながら、国会での与党多数を背景に憲法を無視するような形で戦争に向けての準備ではないかという大軍拡、国民管理の仕組みを着々と進めている。土地規制法とか地方自治法の改正はまさにその露骨な表れだ。京丹後市はその最前線の自治体であり、そのことを片時も忘れてはならない。

議会重要案件

① 増築棟入札議案

 5月31日に臨時議会があり、庁舎増築棟の総額約30億5000万円という入札議案が審査されました。3月定例会の予算承認を受けてのもので、この事業全部で約52億円ということになります。

 永井はこの増築棟建設事業について最初(R4年3月)の総額約53億円の案に「身の丈を超える」として反対し、その後修正で約36億円となった案(同年4月)に賛成した者ですが、この36億円がその後の人件費、資材高騰などによって今年3月の予算案では約52億と最初と同程度まで膨らんだ中での入札議案となったものです。

 4月の選挙で再度「市政の厳しいチェックを」と訴えた議員として、この議案に改めて臨んで「身の丈は?」と自問し、これは賛成できない、しかし3月予算では賛成した者として反対もできないと悩み、最終的に採決では退席という行動をとりました。

② R6年度一般会計補正1号

 6月定例会メインのこの議案、一般質問でも取り上げていますが意見交換で指摘したうち2点を報告します。

1、日本一働きがいのある市役所づくり事業:他の二つの日本一(「砂浜づくり」と「子育て環境」)と同じで容易に実現するものではありません。日本一働きがいある職場を作るのなら、まず早急な全職員への実態アンケートが必要です。リアルな声を匿名で全員から集め、その分析に立っての具体的な検討をしなければ実を上げることはできません。

2、デジタルポイント事業でのプレミアム商品券の発行:6千円券を5千円で、早期の売り切れが予想されます。トラブル防止のため一人二口上限を担保できるシステムが不可欠です。また、このキャンペーンを機にポイントカードとアプリの普及拡大を図らねばなりません。そのためには一定の時間をかけての事前の周知が必要です。

③ 緊急事態への法令整備意見書

 最終日の7月11日、最大会派政渓会より「緊急事態に対処できる法令等の整備を求める意見書」が提案されました。この意見書は、我が国で今後重大な緊急事態が起きた時、従来の法体系では十分に対応できない恐れがあるので国に法令の整備を求めるというものです。これまで本市でそういう議論があってのことではなく、それを求める団体があってその意を受けてということでした。

 永井は、「緊急事態にはいわゆる有事が想定されており、そこには戦争も含まれている、それは憲法9条と相いれない。更に政府による人権の制限や自治体への介入を招き憲法違反につながる。何よりも今政府が進めている戦争を見越した大軍拡と国民管理の法制の最前線に位置するもので到底認められない」として反対討論を行いました。

 田中議員と鳴海議員もそれぞれ筋の通った論拠で反対の討論をされましたが、採決の結果は13名の賛成(反対は、田中、平林、橋本、源、鳴海、永井の6名)で可決されました。憂うべき事態だと思っております。

6月定例会を終えて

 選挙後最初の定例会でした。中山市長5期目の肉付け予算で、目新しい言葉が例によっていくつもあります。まずはチェック、そして提案、永井の仕事は変わりません。総務常任委員会の配属となり副委員長になりました。

(N)のひとこと

2期目の選挙のジンクス、伊達にある言葉ではないと実感しました。

 以上、B4紙面の裏表で本文4,389文字です。何度書いても、本当に難しいです。

 お盆過ぎの8/18(日)には、今年度最初の「市民と議会の懇談会」を行います。選挙があって3月定例会の後の「懇談会」をやれなかったので、今回の報告は3月定例会、5月臨時会、6月定例会のものとなります。報告後の懇談のテーマは前回と同様の「子育てしやすいまちづくり」です。

議会からのチラシです。

 会場は久美浜町(市民局)、弥栄町(市民局)、丹後町(地域公民館)で、子育て世代の方々に出席していただきやすいように、日曜日の午前中という時間帯(10:30~12:00)に設定させていただきました。保育ルームもあります。気楽にご参加下さい。

会場と担当議員

 議員が各テーブルのファシリテーターを行います。ファシリテーターというのは最近の言葉ですが、単に司会進行だけでなく参加の皆さんに気楽にお話をしていただき最後はそれらの内容をしっかりまとめるというようなことを含めた役割です。先日議員全員でその名も「ファシリテーター研修会」というのを持って、準備もしてきました。新人の議員も7名おります、慣れないこともあるかと思いますがよろしくお願いします。

 因みに、永井は第3班で久美浜会場の担当です。副班長で最後の挨拶もあります。日が迫ってきて少し緊張気味です。

2024/8/13(水)夜

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