D226 2025(R7)年となりました。 今年もよろしくお願いします。 昨年を振り返り、今年のことを考えます! 25/1/3(金)
大晦日の荒れ模様とは違って、割と穏やかな(困ったニュースもなかったし)元旦でした。波瀾万丈の2025年が始まりました。
まずは、昨日葉書で出した(100枚ほど)永井の一年の活動報告とご挨拶を紹介します。
2025年今年もよろしく! 永井友昭 活動報告です。
明日何が起きるか誰にも分からないという内外の状況に揉まれながら、地域に根ざしてあれこれと歩いた2024年でした。
4月に2回目の選挙、2期目のジンクスの洗礼を受けましたが何とか席を維持でき、総務常任委員会副委員長の椅子をいただきました。
無会派となりましたが、定例会の度にらしい質問を重ねモノ言う議員を続けています。人口減少、少子高齢化は文字通り地方自治体の死活問題と認識し、豊岡市の取組に触発されて多くの書物を読みフィールドワークに汗を流しました。
市の事業の厳しいチェックが益々必要です。
米軍基地10年を過ぎました。他者依存の思考から脱却し、自立自尊の精神が求められます。
身体が資本、日々節制に努めて今年も闘います。ご支援、ご声援よろしくお願いします。 (2025/1/1)
※写真は元旦の午後に家の大屋根に上って撮った向かいの山の風景を入れました。山頂当たりに雪が見えています。キャッチの画がそれです。
画も入れて葉書一枚では毎年これくらいが限界です。昨年を振り返ってもう少し詳しめに書いてみます。
昨年2024(R6)年は、1期4年目の最後と2期目の初年ということでした。年明けからとにかく4月の選挙をにらんでの活動が始まり、「宇川の風」の仲間の力を借りながらあれこれと準備をし、4/21の本番を迎えることになりました。
今回の選挙では、現職ということで3月定例会をやりながらの活動となりましたが、丹後町全域と弥栄町の1/3くらいを回って活動報告を届けることができました。全く知らない方といろいろお話ができたのはありがたいことでした。
選挙の結果はご存じのように厳しく前回より500票近くを減らしましたが、982票で16位当選となりました。2期目のジンクスを舐めていたというのが正直その要因であろうと思います。
2期目に入って、まず会派を組むことができず(浜岡議員の引退で創明は消滅)無会派となりました。委員会は総務常任委員会の所属となり(これで3委員会を全て経験)、副委員長の席をいただくことになりました。新人議員が7人ということで、ひょっとしたらと思っていたらやはりそうなりました。
それ以後、5月臨時議会で庁舎増築棟の入札議案で悩んで(36億円の修正で賛成したものが52億円に膨らんで入札という事態に対して)採決で退席し、6月定例会では、選挙明けの肉付け予算である補正2号にあれこれと批判を行い、最終日に自民系会派が出した「緊急事態への法令整備意見書」には憲法改正でめざす非常事態条項の先取りだと強く反対の論陣を張りました。
今期議会の課題として各常任委員会からの政策提言を出すことになり、総務委員会では「消滅可能性自治体からの脱却に向けて」というテーマを決定(京丹後市はその一つです)。そのことも頭に入れながらこれからの京丹後市のまちづくりを夏くらいから本格的に考えるようになり、隣接豊岡市の前中貝市長の市政に興味を引かれてあれこれと文献を読み実際に現場に足を運んで勉強させていただきました。地方の人口減少問題の本質はジェンダーギャップにあると実感できるようになりました。
9月定例会では、R5年度決算で網野交流センター、宇川地域拠点、食品加工センターなど気になる事業を取りあげ、一般質問では都市拠点事業の先行きを市長に迫りました(12月には永井の予想通り当初の希望地はムリとなりました)。
12月定例会では補正6号で出てきた「食のみやこ丹後王国」のタワー跡地に大型遊具を約5億円でという議案に「想定試算が杜撰過ぎて話にならない」と修正案を支持し、浅茂川の市民プールについては存続等を願う陳情に賛成する一方、一般質問では失敗した旧橘小跡地活用事業について市の責任を厳しく追及しました。
また米軍基地については各定例会の一般質問の最後に必ず取りあげ、建設から10年経つ中で住民の安心安全はどうなのかと、不十分極まりない実態を示して具体的に検証しました。
※毎日新聞がこの米軍基地十年を特集して12回のシリーズをまとめています。素晴らしい記事の連続でネット配信されています。12/28(日)が最終回で永井が出てきます。
定例会終了毎に全市に新聞折り込みしてきた「宇川の風 チャレンジ通信」(2期目に入ってリニューアル紙面に)は9月定例会報告で18号となり、現在昨12月定例会の19号を鋭意作成中です。
またこの「チャレンジD」は、昨年No196からNo225まで30回を数えました。1回の分量が多過ぎるのが難点ではありますが、改善は至難の業です。
さて、今年です。世界も日本も大変な状況で、誰にも予想が付きません。アメリカのトランプ氏が大統領として正式に動き出し、何が起こるか分かりませんが、日本に対して軍事面を筆頭に法外な要求を突きつけてくることはよく分かっています。
これを機に日米地位協定の改定を公言して首相になった石破氏が、どれだけ自立自尊の対米外交を展開できるか(彼の尊敬する石橋湛山のめざしたものです)、そこにこの国の存亡の未来がかかっています。
その石破氏が教科書として使っているという寺島実郎氏の「21世紀未来圏 日本再生の構想」(岩波書店、2024/5月発行)を暮れから読みかけて今朝読み終えました(どのページも赤線だらけ)。不思議なくらい永井が感じていた問題意識と似た考えが(米中ロは黄昏の帝国となったとか、アベノミクスがこの国の力を完全に衰退させたとか、日米地位協定でこの国は存続できないとか)、冷静な分析で展開されていてビックリしています。
市の施策については、目に付きそうな言葉ばかりが先行して実態が伴わない事業がやたらに目に付くようになりました。旧橘小跡地事業、王国の遊戯施設、温泉プールのあり方、都市拠点、網野交流センター、食品加工センター等々数えだしたら切りがありません。とにかくチェックの精度を高めて行かねばなりません。
そのためには勉強、調査、研究と足を使って野の声を聞いて回る事が不可欠です。また、事の実態と本質を伝える発信が決定的に大切です。どこまでやれるか、ムリはできませんが、時間と身体(68になります)と相談しながらできることをやるしかないと思っております。
今年も永井と「宇川の風」をよろしくお願いいたします。
2025/1/3(金)夕