D233 3月定例会、始まりました。 静の里温泉プール、大きな論点です! 25/3/2(日)

 2/27(木)に3月定例会が始まりました。あっという間に3月です。

 3月定例会のメインは言うまでもなくR7年度予算です。初日の提案(総額378億3000万円)を受け、翌2/28には予算決算常任委員会で総括質疑を一日やり、明日の3/3(月)から3つの常任委員会(総務、文厚、産建)での分科会審査が1週間かけて行われます。昨日今日とその議案書読みに没頭しておりました。

 永井は総務委員会ですので、担当の市長公室、総務部、市民環境部、消防本部などの事業説明書や関連資料を、昨R6年度予算やR5年度決算の記録とも突き合わせながら読んでおりました。あれもこれもで中々頭に入りません。

 2/27の初日には40本以上の議案が提案されましたが、その中に「京丹後浅茂川温泉静の里条例の廃止について」という議案があります。これは昨年来、静の里の施設の一つである温泉プールを残してほしいという多くの利用者の声がある中、温泉もプールも「やめてしまおう」という議案です。

 昨年12月定例会で出された公営プールの存続を求める陳状が趣旨採択となり、市長はしっかり検討して3月定例会には方向を出すと言っていたその方向が出されたということです。

 一方で議会へはこのプールの「存続を願う」陳情が利用者の市民団体(会員は150名以上)より提出されています(提出は1/31(金))。同じ団体が昨年12/23に市長に対しても「存続を求める」要望書を出して、最近(2/25)に市長と直接の面談をされたとのことです。

 また、R7年度予算の中には「公営プールの在り方検討会」事業の予算も計上されています。条例廃止議案と、存続の陳情と、検討会の予算案と3つが温泉プールを巡ってこの定例会にかかっているということです。この3件ともに詳しい審査は産業建設常任委員会へ付託されました。

最後の2/24(月)にここで気分よく泳ぎました。

 永井はこの件、何とかプールを残せないものかと思って今定例会に臨んでおります。詳しいことは後日まとめて報告しますが、市の言い分には妙な話がたくさんあります。その事を今回の一般質問の中で取りあげてみたいと思っております。

 その一般質問ですが、通告した内容を以下に紹介します。本番は3日目3/13(木)の3番目になりました。おそらく昼前になるでしょう。

2025(R7)年 3月定例会 一般質問13番 通告 無会派 永井友昭

1.財政強靭化、新たな公民連携について市の基本認識を問う財政強靭化、新たな公民連携について

① 6月補正以降、取り組まれている財政強靭化の取組、依存財源の面で進展はあったのか?

  ※依存財源で具体の確保項目があれば聞きたい。

② 国の地方創生予算倍増の方向の中で、本市で新たに検討している事業はあるのか?

  ※永井は積極的に活用すべきと考えている。新たな公民連携について、昨年以降の具体的な取組の状況は?

③ 市長がイメージしている、新たな公民連携の成功へのポイントは?

  ※どのような条件が整えば、Win・Win(成功)なのか。

④ 新たな公民連携は総合計画の戦略の「かせぐ」に貢献するのか?

 ※市の4つの戦略の一つである「かせぐ」は市民や市内事業者がしっかり稼ぐことと考えるが、市長は市外との連携を色濃く打ち出そうとしている。市長が考える市外との連携は「かせぐ」にどう貢献するのか。

2.市政の諸課題について

  ◎みなと悠悠、静の里温泉プール、市内大型スーパー進退について市の姿勢を問う。

(1)「みなと悠悠」について

①「みなと悠悠」の閉鎖後の予定はどうなっているのか?

②閉鎖後のことについて市と事業者の文書による確認はあるのか?

※12月での質問の継続。

(2)静の里温水プールについて

① 存続を求める多くの市民の声があり市長への要望も提出されているが、市長は提出者の声をどのように聞いたのか?

② プールの建物は旧耐震というが、実態として建物の強度に本当に問題があるのか?

※建設当時、新耐震基準への切り替えが明確な時期であった。躯体の耐震強度に問題はないのではないか。

③ プールの存続には多額の費用がかかるとの説明を聞いてきたが、5億円かけないとプールの存続は無理なのか?

※プール存続のための改修がもっと低額でできるのではないか。

④ これまでプールの年間の維持管理経費は?

 ※今後、プールを存続した場合、プールのみの維持管理経費の実態が重要。

⑤ 各小学校のプールの老朽化が進む中において小学生のプール教室や「健康長寿のまちづくり」のための市民プールとして活用すべきではないのか?

※温泉(温水)プールのため、一年中小学生のプールとして活用でき、スクールバスで移動ができ、屋内のため熱中症の心配もない。財政面、教育面、健康面、SDGsなど様々なメリットがある。

(3)市内大型スーパーの複数店舗の撤退について

①市民生活に重大な影響を及ぼすことになるが、市は複数の店舗撤退をどのように受け止めているのか? 

 ※長らく市内で展開してきた地元資本の大型スーパーがこの春一気に市内の5店舗を閉鎖するのです。

②働いている方の今後の雇用について、市はどのように考えているのか?

 ※多くのパート従業員等が働いておられます。

③丹後町は特に影響が大きい。宇川地域は買い物場所が更に遠くなる。例えば、道の駅などに市が音頭をとって店を誘致するようなことは考えられないか? 

※伊根町では学校跡への店舗誘致が決まっている。

※道の駅の敷地は大きいため、市内事業者等が店舗を出せる条件は一定ある。

3.米軍基地に関わる問題

  ◎水質検査、発電機稼働、フェンスのネット、特別注視区域について市の姿勢を問う。

(1)排水検査の結果について

①12月にやられた再度の水質検査の結果は?

(2)発電機稼働について

①2/6の夕方からまた稼働したが、いつからいつまで動いていたのか? しっかり情報は出されたのか?

②この件でもう協力したくないという地権者がおられる。市はどう認識しているのか? 

    (3)フェンスの黒いネットについて

①先の「安安連」で国道沿いの黒いネットの変更が地元区長さんから出され米軍の意向もあるとのことであったが、その件はどうなっているのか?

②本来、周辺との調和を重視して緑色で統一するという防衛局の説明であったがそれはどうなったのか?

(4)特別注視区域について

①12月定例会以降、この件で国の調査等はあったのか?

 以上、D233です。2月は逃げる、ほんとうにあっという間でした。

2025/3/2(日)夜

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