D32 一般質問2回目終了！ 肝腎な答えが返ってこない！！ 200912（土）
9/10（木）、一般質問の2日目の一人目が小生でした。6月に次いで2回目ということで、少しは慣れた質問ができるのかとも思いましたが、甘くはありませんでした。すぐに報告をと思いながら夜に机に向かう気力なく、もう3日も経ってしまいました。
やり取りの詳しいところは後ほどしっかり報告するとして、まずその概要と感想を纏めておきます。
今回も5分野と欲張り13項目の質問事項を通告させていただきました。
具体的には、①米軍基地、コロナ関係（5問）、②宇川問題（2問）、③猿害問題（2問）、④グリーンバイオ問題（2問）、⑤Uターン支援奨学金の提案（2問）ということです。こちらの持ち時間は30分ということで、単純に計算すれば一問2分ということになるのですが、①13分、②5分、③4分、④4分、⑤4分という一応の時間配分でした。
最後30秒オーバーで議長に（またまた）お叱りを受けましたが、結果としてはほぼこの予定時間で全部の質問をこなしたということにはなりました。9:05くらいにスタートして終了が10:20頃でしたので、全部で75分、執行部（市長側）の答弁が45分と小生の30分の1.5倍です。
さてその内容です。①の米軍基地、コロナ問題は、市内で今一番ホットな問題であり小生のずっと追いかけてきた事項で、明らかにしなければならない重要なことをいくつも抱える案件でした。
言葉ではあれこれ言われている米軍からの陽性者の情報が本当に出されているのか？ クラスター発生の原因はどこにあるのか？ 市は何をやったのか？ 事故の情報問題の回答はどうなっているのか？ ２つの重大事件を経験していよいよ明らかとなった日米地位協定の壁への市長の態度はどうなのか？
このようなことをいろいろな言葉で質したわけですが、結局のところ、市長はあれこれと米軍が異例の真摯な対応をしてくれたのでまずは満足、感染拡大も起こっていないという説明を繰り返しどの質問にも正面からは答えないということでした。問題点の指摘はさせていただきましたが、こちらの時間には限りがあって詰め切れない（詰める場所もぼやけてしまう）というのが、実態でした。やり取りの最中はむこうの話を追いかけるのと自分の視点を見失わないのに必死で、何とかやりあうだけで精一杯でしたが、後から確認すると向こうの方がやはり役者が上か、というのが正直なところです。今後への精進が必要です。
②の宇川問題は、ATM撤去の件での市の認識を問い（注視しています）、宇川温泉の改修工事遅れの状況確認（痛みが酷く来年3月まで）と指定管理の募集への改善点を確認（地区の要望書を生かした条件を新たに追加）しました。6月で質問した宿題の進捗状況確認ということでした。宇川温泉の件は一定の前進があったようです。
③の猿害問題は、基本的に猿は減って大きな捕獲計画は終了という府、市の方向に現実は全然違うと（6月に引き続いて）反論し、市としての捕獲は続け府にも要望をあげる、家庭菜園などへの支援も勉強していきたいという言質を得ました。
④のグリーンバイオ問題は、3月の議会で主旨採択された陳情（大宮町のグリーンバイオ事業での騒音を下げる協定を市、業者、住民の3者で結んで欲しい）への対応を問い、陳情者の思いとは違う協定を結ぼうとしていると指摘をしました。森林整備事業も含めてこの事業の始まり（中山市長の前任期の時に問題があるのにバラ色で始められた）がそもそも問題であったと市長にも答弁を求め、市長も認めざるを得ないということでした。
⑤のUターン支援奨学金制度の創設提案は、市長からあっさりと「やる予定だ」と答えが返ってきたので、必要だという論陣を張らなくてもよくなりましたが、市内から高卒で進学する生徒や親の経済的負担の大きさ（市全体で年間数十億円）を教育委員会の認識も問いながら述べさせていただきました。
30分でこの量では自分が調べたり考えたりしたことが十分には言えないということが今回もよく分かりました。
今回の一般質問は全部で14人（19人中）ということでしたが、自分のものも含めて、どういう一般質問がおもしろいのか（普通の市民が聞きたくなる魅力的なものなのか）ということをいろいろ考えました。
まずは市民が聞きたいことを俎上に上げるということ、そしてそこに市長・執行部や施策に対する説得力のある批判があること、それを分かりやすくウィットに富んだ言葉で展開できればなおいいのかななどと思ったりしたのですが、どうでしょう。
実際には、多くの人の聞きたいことと自分の聞きたいことが遠く離れていたり、簡単に向こうに言いくるめられたり、だとたどしい言葉しか出て来なかったり、やはり簡単にはいきそうにありません。
20/9/12（土）午後
