昨日、９月議会最終日。とにかく２度目の定例議会が終わりました。16ラウンドのうちの第2ラウンド終了です。

　議案53件、陳情2件、意見書2件。陳情の2件が否決、他の55件は全て可決という結果です。小生はこの決定に反する意思表示を3件、即ち議案1件について反対、陳情2件について賛成ということでした。

　質疑、意見交換、討論にそれぞれいくつか参加をしました。具体的には、

①令和元年度決算の市民環境部のエコエネルギーセンター解体について、意見交換。

　前中山市政の失政でほとんど成果を上げることなく1億6000万円以上も公費を使った事業で、時と共に忘れてよい案件ではない。こういうことを二度と繰り返すことのないことをこの場の全員が肝に銘じる決算としなければならない。　採決では賛成。

②消防指令広域化の協議会設置について、意見交換。

　効率化とかスケールメリットとか言うが、現在の市の消防体制で特に広域化しなければ困るということはない。広域化、大規模化すれば特に末端部分の住民はサービスの低下を招くのは他の例でも多く経験してきた。消防そのものが市の管理下を離れていく方向へ向かうのは必定でそのことにも危惧を抱く。　採決では反対。

③コロナ条例について、質疑。

　Ｎ，条文の中（4条4項）に「いかなる差別的行為・・をしてはならない」の「を」は「も」の間違いではないか？

　総務部長、「も」の例が多いが「を」もないわけではない。これで行きたい。

　Ｎ，日本語として明らかにおかしい。今後に残るものだ、訂正すべきだ。

　市長　これで行きたい。

④コロナ条例について、意見交換。

　この条例制定の大きな動機である米軍にクラスター発生という今回の事態が、条文のどこにもないのが残念だが、そのことを我々は肝に銘じておかねばならない。英文のものも作って米軍関係者にも内容を周知徹底させよ。文言の間違いを指摘したが、聞き入れてもらえなかった。ここの部分を読む度に私は目の中がゴロゴロする。　採決では賛成。

⑤米軍基地問題への陳情17について、賛成討論。

　陳情に上げるほとんどの項目が改善されつつあるということで、総務委員会は不採択とされたが、本当にそうか？　市の姿勢の変化や「安安連」の開催など改善されたり実現したりしたことは確かにあるが、事故情報の非開示、「二期工事」の不誠実な対応、コロナ問題の発生など不十分きわまりないことだらけだ。日米地位協定については、酒気帯び運転事故問題でもコロナクラスター問題でも、米軍の情報が出て来ず、市長はひたすらお願いするという状況が続いた。不平等な地位協定によって米軍にはお願いすることしかできない。対等の関係で要求できることが信頼のベースだ。全国知事会、渉外知事会、西脇京都府知事の立場にせめて京丹後市が立つことが求められる。陳情に賛成する。　採決では当然賛成。

　以上、かいつまんで昨日の報告です。

　全て終わって市庁舎を出たのが18時過ぎ。自宅へ帰り着いたとき、十六夜の満月が東の空にクッキリでした。

20/10/3（土）昼前

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