D35 明日9月議会最終日! いろいろありました!   201001(木)

 一般質問のやり取り復刻後、「チャレンジ通信」2の原稿用にその内容の絞り込み作業に入ったのですが、大胆に削ることが中々できずやたらに時間を取って、その後の議会報告ができていません。明日はもう9月議会も最終日となりますので、簡単に主だったことを報告しておきます。

 その前に、一般質問の議事録ですが、京丹後議会では正式のものができるのに約3ヶ月ということです。録音のUSBは自分のものなら日を置かずにいただけますが、文字として早く欲しい場合は自分でやるしかないということです。

 国会では、本会議であれ委員会であれそのやり取りは翌日には文書でもらえると聞きました。さすが国会と言うべきか、それが当たり前と言うべきか。地方議会では限られた議会事務局の人員でそれを実現するのは難しいと思われます。京丹後市もそんな感じです。

 9/14(月)、文教厚生委員会。 委員会に付託を受けている指定管理の審査にかかわって、老健施設「ふくじゅ」(弥栄町)と鳴き砂資料館(網野町)を視察。「ふくじゅ」はこれまでの市の社協が市からの業務委託の形で経営していたものを、新年度から指定管理に移行させてより自立的な経営を目指そうという事で、理事長以下関係の皆さんの意欲的な話を聞かせていただいた。ただ、実質的には市の持ち出し分もあり、公共性との兼ね合いをどう判断するかという事業と思われる。鳴き砂資料館は、従来から指定管理となっているが、今回管理者を変更したいということ。実際の展示の様子やワークショップの例などを説明していただいた。視察後に、市庁舎へ戻って他の件も含め指定管理5件について意見交換→討論→採決。どれも全員賛成で可決。

 9/20(日)、下宇川の連合区長さんへ一般質問の宇川関係の件を報告。温泉問題では「要望書」を受けての次の指定管理選定への追加項目などを説明。今後もよろしくお願いしたいとのことであった。

 9/21(月)、数年前から宇川をテーマに地域作りの研究を行っている龍谷大学今里ゼミの「宇川の買い物アンケート分析」の報告会に参加。昨年宇川唯一のスーパー「にしがき」がなくなって、住民の買い物の実態を調べたアンケートがありその詳しい分析を聞かせていただいた。足を持たない高齢者の不便がはやり厳しいということだが、地元の努力で移動販売も実現させてきた中で、今後の持続可能な買い物対策はどうあるべきか、地域の参加者からもいろいろと声が上がった。小生も安易な補助金に頼っても先につながらないと言わせていただいた。

 9/24(木)、予算決算常任委員会。まず、令和元年度の決算審査について総務、文教厚生、産業建設の3分科会からの審査報告。質疑は当該分科会以外の議員からのみ、分科会の内容についてだけということだが、質問について記録確認が中々できない件があり暫時休憩も何度かあった。小生も産建関係でジオツーリズムの盛況(昨年度22000人)の件や食の王国の入場者(昨年度36万人)などについて質問した。

 その後これら決算関係の多くの案件について委員会採決、全て可決された。

 その後本会議に移り、いわゆる「コロナ条例」の提案と質疑。「コロナ条例」(略称)とは、この度のコロナ禍に対して、市が市民の安全と観光立市の両立に向けて、市の責務、市民、事業者の協力、観光者への対応、差別的行為の厳禁などを定める内容の条例のこと。内容の確認や市の姿勢の追及など多くの質疑が出された。小生は、この条例の直接の動機が7月末からの米軍のクラスター発生という異例の事態の経験にあるということを市長に確認し(市長何度も頷く)、条文にそのことを示す文言のないのを指摘するとともに、内容の米軍への周知徹底を求めて了解を得た(英文のものも作成したいとのこと)。文言の不自然な箇所の指摘には「検討する」とのことであった。

 9/25(金)、総務常任委員会を傍聴。案件は小生が一般質問でも取り上げたグリーンバイオにかかわる協定について。市民環境部長より協定締結への経過、協定内容を説明。内容の要点は市とグリーンバイオの2者で騒音70㏈で結んだということ(小生が一般質問でそれでは良くないと指摘したそのまま)。市は、これが陳情の趣旨採択に沿ったものであると主張。委員からは、陳情の趣旨と違う、住民が入っていない、陳情者との協議がない、何故70㏈か、というような厳しい質問が矢継ぎ早に出された。

 市は規制のない中でこの協定は妥当だと繰り返し説明したが、やり取りの中で、今後丁寧な対応を行う(陳情者にも直接説明する)、(市の不注意から始まった経過を踏まえ)防音壁などに市の補助も考える、と明言した。

 9/28(月)、会派創明で弥栄町の「食のみやこ」に出向いて、最近の状況や今後の展望などを聴き取り。「食のみやこ」は京都府と京丹後市の双方から3000万円以上の補助金を得て財団法人「丹後王国 食のみやこ」によって経営されており、その一部を(株)丹後王国ブルアリーが委託を受けて担っているということです。コロナ禍の下、連休等は利用者が戻ったが通常日のバスツアーが激減で極めて厳しい状況が続いているとのこと。

(株)丹後王国ブルアリーは今後王国での事業展開に加え、地域商社として丹後農産品などを都市部へ販売することなどを積極的に進めたいということであった。現在市が推進する地域商社事業の有力候補とされていているということで、注目をしたい。

 長かった9月議会、始めての内容が多く、特に委員会では口数が少ない状態が続きました。決算書と予算書には市の全てが示されています。時間をかけてしっかりと勉強しなければなりません。

20/10/1(木)午後

9/26の毎日新聞
道の駅、丹後王国 食のみやこ 入口

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