D111 12月議会、終了! 特別給付、10万円を一括支給! 風力発電計画への請願を否決! 風力発電中止のネット署名、1週間で500アップ!! 21/12/19(日)
一昨日、12月議会が終了しました。最終日何事もなく、ということにはやっぱりなりませんでした。その件は後に回して、まず気になる内容の報告から。
各委員会への付託案件はそれぞれ委員長より報告があり、いくつか質疑があった上でいずれも全会一致で可決されました。
今国レベルで大きな話題になっている18才未満への臨時特別給付金について、京丹後市は12月議会の初日11/26に補正8号で5万円の一括給付を提案し承認されていますが、あとの5万円についても現金で8号の5万円と合わせて10万円を給付するという補正10号が提案され承認されました。
5万円のクーポンという選択肢もあった中で、10万円一括を市が選んだ理由を永井が問うたところ、商工会なども含めとにかく一括10万円支給を、の声が圧倒的であったためということでした。クーポンには、貯蓄に回らず地元経済へ直結という利点もあるのですが、その事務手続きに1000億円近い支出が必要(国の予算で)という事への批判もバックにあっての世論だと思われます。
所得制限などがあり全員へということではないですが、市内で7600人総額7億6000万円の給付。財源は全額国からということです。申請の必要のない人は今年中には支給という段取りとなります。
これとは別に住民税非課税世帯と加計急変世帯約7400世帯(要するに生活の厳しい世帯)を対象に一律10万円の臨時特別給付金(総額7億4000万円)も合わせて承認されました。どちらの支給も年の瀬から正月へむけて気分の上向く材料だと思います。
今回一番時間のかかった案件は、大型風力発電所計画に関わる請願についてでした。風力発電所計画問題は、9月議会へも請願がなされ話題となりました。その請願は、議会が積極的にこの問題に関わって調査せよという内容のものでしたが、趣旨は分かるが審議会ができたのでその動きと配慮書の提出を待とう(議会としては何もしない)という総務委員会の決定通り、趣旨採択となりました。採決は積極的に議会が動けという賛成が7人で少数となり趣旨採択となったものです。永井はこの7人の1人で賛成の論陣を張りました。
今回も前回と似たような展開で、総務委員会では採択と否決が3対3の同数で委員長決裁により否決となったものです。今回は趣旨採択という曖昧なことでなく請願には賛成できないということで、賛否のメンバーも前回と同じでした。
本会議も同様の展開となりましたが、意見交換に3人。討論は賛成・反対ともに4人ずつという白熱した論戦(1時間ちかく)となりました。
請願の内容は3つ、①市民の不安について議会が積極的に事業者や審議会から情報を得て調査・検討せよ。②その上で市、府へ意見を上げよ。③R4年からの予定のゾーニングを前倒しして事業者に示せというものです。
賛成論は、3項目ともに納得できる、議会は早急に独自に動いて意思表示すべきだというものであり、反対論は審議会に干渉するようなことは許されない、ゾーニングは市が予定通りにやる。総務委員会は一定の調査を予定している。これらから採択の必要はないというものでした。永井は市民注視のこの大問題に議会の積極性が問われている、採択して3つの項目を実行すべきだと賛成討論を行いました(最後の4人目)。
採決の結果は前回と同様のメンバーで7vs12となって否決ということです。賛成の7人は共産党の田中議員、平林議員、橋本議員、創明の浜岡と永井、政友会の水野議員、丹政会の東田議員です。
その後、この時の永井の討論について、事実誤認に基づく不適切な発言部分がありその発言は議会を侮辱するものでもあるとの指摘が議事進行で出され、議長からもその旨の認識と発言の取り消し並びに謝罪を求める見解が示されました。永井が討論の中で述べた、議会が今回も「様子見を決め込む(ならば市民からの批判を招く)」という部分は何もしようとしていないという事と同義であるのは確かなので、総務委員会の動きや予定などを無視することとなり確かに不適切であると判断し、発言を求めて不適切部分の取り消しと議会へのご迷惑について謝罪をさせてもらいました。
只では済まなかったという事情とはそういうことです。一般質問の発言内容問題も含め、2年目の新人議員として大きな課題をいただいた12月議会でありました。
気になる大型風力発電所計画に関わるその後の動きですが、12/10(金)に予定通り前田建設工業の丹後第一風力と丹後第二風力の「配慮書」縦覧と意見書の受付が始まりました。峰山の市庁舎と丹後市民局に縦覧関係の一式が公開されています。前田建設と京丹後市のHPでも見ることができます。来年1/17(月)までです。
一方で同じ日に始まった「丹後の自然とくらしを守る会」の「丹後の大規模風力発電所計画の中止をもとめる」ネット署名は、1週間で500筆を超え日々その数を増やしています(今日の昼には600人超え)。12/21(火)に予定されている「美しいふるさと審議会」の2回目には傍聴に行きたいという方の数も多いと聞きます。署名のQRコードができたようなので画にあげておきます。覗いてみて下さい。
明日12/20(月)には、宮津市の日置(19:00~日置公民館)で風力発電所問題についての議員さんと市民の懇談会が予定されています。永井も参加させてもらう予定です。
21/12/19(日)夕