D28 総務委員会、基地視察!  米軍、情報を出さず!!  200823(日)

 盆が過ぎ、海のお客さんがグッと減りました。雨の予報がいつの間にか晴れに変わって暑い日ばかりが続いていますが、朝夕は秋の涼しさとなってきました。

 8/21(金)に総務常任委員会が、「憂う会」の「陳情17」に関わる現地視察ということで宇川の米軍基地を見に来られました。地元の議員でありこの米軍基地をずっと見てきた小生はご挨拶と視察のサポートをできればということで同行させていただきました。

 初めての委員さんもある中、「今はこんなことになっているのか」という声をいくつもお聞きしながら、レーダーの設置状況や下水の最終排水口の件、発電機の現況(ちょうど1基分が動いていました)、現在建設中の防御壁、計画図にない現在の出入りゲート、将来メインゲートを作る予定と言いながらその気配の全くない三角地の様子などの解説補助をさせていただきました。ここが新型コロナクラスターの舞台ということです。それも含め、全体の景観の異常さ(非日常性)を委員さん方にどこまで感じていただけたのかなと思ったりしています。

 この日は、午前中に中山市長の定例会見日で米軍の新型コロナ問題についての最新の報告がありました。市長の報告は、要するに当局による検査が進められている。今のとこ、感染は米軍関係のみで市中への拡大は見られない。市民の皆さんは引き続いて感染防止に努めて欲しい。という内容でした。具体的な検査人数は市長からは出されませんでした。また、市民にとって極めて重要な米軍感染者の接触情報などが未だにないという件も明確には出されなかった(東京まで行ってあれほど要求したのに)ようです。市民へのアピールとしてはとても弱いものと思われます。

 午後には西脇京都府知事の会見があり、いくつかの報告の最後にこの新型コロナ問題の報告があって、知事は米軍に関係する民間人73人の検査をやって全員陰性だったと数字を上げて現況を示されました。その内訳は明らかにされていませんが、7/28に確認された現地雇用者などの10人、8/7に確認された地元で基地の仕事をしている人など11人、8/17までに確認された工事関係車40名、その後の13名ということだと思われます。その一方で米軍から感染者の接触情報などが未だに出されていないということも報告されました。

 府と市の間に感染情報についてのどういう調整があるのか分かりませんが、市長と知事の報告内容にけっこうな違いがあること(市長の報告内容が府のそれより薄い、弱い)が大いに気になります。一方で米軍からの感染者の感染経路や接触情報など府民、市民にとって極めて重要な情報があれほど何度も要望しているのに拘わらず未だに出されていない事への憤りのようなものがあまり感じられないのは両者に共通しています。

 この情報は府民、市民の安心に繋がる第1の条件です。一体どういうことか。大いに疑問を持ちます。

 また、検査の情報が防衛局から特定の地域だけに迅速にもたらされているという事も聞いています。このことにも大いに不信感を抱きます。

 市長は7/31の全協で私の質問に対して、「我々が対峙すべきはコロナウィルスであって米軍や防衛局ではない。彼らともいっしょに闘わねばならない。」ということを言われました。が、闘うための情報を持っている者がそれを出さなければいっしょには闘えません。

 9月議会の一般質問通告が明後日(8/25)に迫ってきました。以上のようなことですので米軍のコロナ問題は是非とも取り上げなければなりませんが、それだけというわけには行きませんので、いろいろと悩んでいます。

 永井の一般質問は7人目で、2日目9/10(木)の最初ということになりました。

20/8/23(日)夜

8/22(土)の毎日新聞

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