D39 「安安連」、懇談会、管内視察、丹後ちりめん300年、FMたんご!! 201025(日)

 前回の報告からあっという間に10日が過ぎてしまいました。この間議員永井は何をやっていたのか、記しておかねばなりません。

 まず大まかな経過を、

・10/16(金)、米軍基地に関わる「安安連」24を廊下で傍聴。

・10/19(月)、懇談会① 下宇川中浜会場。

・10/20(火)、文教厚生委員会、管内視察。 懇談会② 上宇川平会場。

・10/21(水)、丹後ちりめん創業300年オープニングセレモニー出席。

・10/22(木)、懇談会③ 豊栄成願寺会場。

・10/23(金)、FMたんご「聞きたい知りたい京丹後市議会」の収録。 「シルクサミット in丹後」に参加。

 他にもいろいろありますが、議員としての主立った活動はこんなところかなという感じです。

 まず10/16(金)の「安安連」24ですが、この会議は正式名称を「米軍経ヶ岬通信所に係わる安全・安心対策連絡会」と言います。その名のごとく、丹後町宇川に建設された米軍基地に係わる市民の安全・安心について協議をする会議で、構成メンバーは米軍、防衛局、京都府、京丹後市、京都府警、市民・住民代表など。2014年10月22日の米軍基地の部隊発足とともに設置され、今回24回目となります。米軍基地受け入れの大前提である「住民の安全・安心の確保」を担保するために強い住民の声を背景に作られたもので、全国に数多ある米軍基地を抱える自治体で唯一京丹後市にだけあるものです。

 その安全安心に大きな脅威となる出来事がこの6月から立て続けに起きました。即ち、6/13に起こり7/7に公表された米軍属の酒気帯び運転事故と、7/27に1人目が確認され8/13までに15人に拡大した米軍関係者による新型コロナウィルスクラスター発生という問題です。酒気帯び事故については7/10(金)に緊急の「安安連」、7/13(月)に全協(市議会全員協議会)で取り上げられ、防衛局に事故情報の扱いについて大きな宿題が与えられていました。また、コロナクラスター問題では、7/31(金)に全協、8/7(金)に臨時「安安連」が開かれその状況や対応などが大きく問題になりました。

 それらを受けての今回の定期「安安連」でした。内容はまずコロナクラスター問題で、米軍の協力の下基地の軍人軍属全員のPCR検査での陰性確認、基地に関わる日本側73人のPCR検査での陰性確認が報告され、関係者の努力でその後の感染者は出ておらず一応収束に向かっているが今後も防止に万全を期したい、とのこと。交通事故情報の件では、昨年3月の一方的なルール変更(事故は重大なもの以外件数のみの報告へ)は基準が曖昧で問題があるので(今回の酒気帯び運転事故の件でこれが一気に顕在化)明確なルールができるまで従来通り全部の事故の報告を出せという市長の要望について、防衛局は軽微と重要な事故の区分表を出してきたが、結局件数のみを維持し市長の要望を満たすものとはなっておらず、再度市長の要望を受けるということ(防衛局は「再検討する」ことのと)でした。

 小生はコロナクラスター問題で、米軍の感染者の感染経路、接触情報に基づく市民の検査について何も触れられないことに大きな違和感を抱きました。一体この件で何人の市民のPCR検査がやられたのか。市民の安全安心にとってこれは極めて重要な情報です。この件を誰も(新聞記者も)追及しない、質問しない、不思議なことだなと思いました。

 事故情報の件では、酒気帯び運転事故問題で醜態を見せながら結局米軍も防衛局も改善の姿勢は全くない(市長の意向も無視)という現実を再確認させられました。

 この「安安連」は「公開」が基本とされ、報道関係者は出入り自由なのですが、それ以外の傍聴は認めないという不可解なことがずっと続いていて、小生は以前から傍聴を求めてきましたが許されず、議員になってからもその要請をしていますが認められないということで、前回の臨時「安安連」と同様に会議室の廊下で聞かせていただきました。議員の傍聴さえ拒否する公の会議とは一体どういうものか。議会の存在意義にかかわる大きな問題だと思っています。

 次に10/19(月)、10/20(火)、10/22(木)の3つの懇談会ですが、6月議会の後に行ったものと同様の会場と内容で開催しました。予想していたことですが、参加者は前回より大幅に少なく、いずれの会場も一桁前半ということでした。ですが逆に膝詰めで来られた方それぞれの思う存分のお話を聞くことができました。様々な地域の問題、一般質問の内容、市長の目指すもの、これからの丹後町についてなど具体的な話が山盛りでした。

 広報は基本「チャレンジ2号」のみ(丹後町にだけ新聞折込)ということですが、敢えて直接言いに行かなくてもまぁ大丈夫だろうという思いが今回の参加者の数に表れているのかな、などと勝手に思って少し気が楽になった感じもしました(逆に、アイツではダメだということなのかも知れません)。

 10/22(木)の文教厚生委員会の管内視察ですが、主に教育関係の施設を4箇所見て回りました。①網野こども園、②網野北小学校、③網野学校給食センター、④峰山放課後児童クラブがその4箇所です。

 網野こども園ではたくさんの元気な子ども達を目の当たりにして、自分の子のその時代や自分自身のその時代を思い出したりしました。駐車場が手狭でかつて事故が起きたこともあったということですが、その後色々と工夫をされておられるとのことでした。

 網野北小学校ではコロナ対策の下での学校生活の状況を具体的にお聞きしました。とにかく感染予防第一ということであらゆる分野で工夫努力されておられるということでした。6年生の修学旅行は当初京都奈良へということで計画していたものを、保護者の方々からの声もあって急遽近場に変更され、市内、伊根町、宮津市を1泊で回ったとのこと。保護者の協力も得、生徒自身が色々と計画を練って充実感のある旅行を短期間でやり遂げられたとのことでした。「同じ市内とか近い所でも知らないとこばっかりだった」という生徒の感想には、そうだろうなと納得しました。

 網野の学校給食センターは網野南小学校に隣接してありました。昭和60年(1985年)建設ということで、35年経つ施設が老朽化して大改修するか、新築するかという瀬戸際に今あるということで、とにかくその現状を直接見てこようと寄せていただきました。施設内は汚染区域(外から持ちこまれたものがあるゾーン)と非汚染区域(洗浄されたもの加工されたものしかないゾーン)に区別し清潔が保たれ、ピカピカの機械や器機が整然と並んで機能的に給食が作られているということは良く分かりました。が、床コンクリートのヒビが随所にあり、壁のタイルが剥げ落ちている所も。給水給湯管が老朽化して漏れることもあるので天井に這わせているがそこに埃がたまるという指摘も受けている。建物の外壁もあちこちにヒビや剥がれが出てきているとのことでした。

 H21年に新基準が制定され、今後はその基準に沿った施設にしなければならないが、そのためには、アレルギー専用調理室と和え物調理室を特設で揃えなければならず、汚染非汚染の区別もより厳格にされ、敷地面積も増やさねばならない、人員の増加も必要ということでした。取り敢えず、この網野給食センターについては立替新設の方向しかないなと個人的には思いました。現在自校方式をとっている他町については、この網野給食センターでの状況を踏まえての現実的な議論(自校方式かセンター方式か)が必要だなと思います。どちらにしても遠くないうちに議会としても結論を出さねばなりません。この給食センター視察の報告書は小生の担当となりました。

 最後が峰山放課後児童クラブ。学校のある日、親御さんが家におらず授業後帰宅できない児童のために場所を開放して子ども達を見てもらえるというのが放課後児童クラブ。峰山町では毎日ほぼ40数人が利用しているとのことで、その会場として今年から使用されている旧丹波小学校を訪ねました。まだ放課後ではないので生徒さんはいませんでしたが、前の新山保育所跡に比べ広くなって子ども達は大喜びですとのことでした。こういう施設が各町にあるということですが、正直なところ小生は議員になるまでこのような制度を何も知りませんでした。

 10/21(水)は、丹後ちりめん創業300年 TANGO TEXTILE EXEIBITION オープニングセレモニーという企画に議員として招待され出席。京丹後市は言うまでもなく丹後ちりめんの本場、全盛期の面影はなくなったとはいえ、丹後の地場産業として全国でも最大のちりめん産地であり世界有数のシルク産業の拠点です。京丹後市議会は議員全員が「着物議連」のメンバー(代表は我が創明の浜岡議員)であり、例年3月議会は着物議会としても有名です。

 小生は当選してすぐ、この必須アイテムを確保せねばとその業界の友人にちりめんの着物、羽織を依頼していたのですが、それがギリギリ間に合って、この日の朝友人宅へ出向いて着付けを見てもらい新品に袖を通してこのセレモニーに臨みました。

 会場は大宮町の丹後織物工業組合(丹工)の工場であった建物を整備したところ。大きな建物の床一面に桧の木っ端が撒かれその芳しい香りの中に丹後ちりめんの着物、反物、小物など各事業所の自信作がズラリと並べられる中での、セレモニーでした。議員は10数名参加、そのうち約半数が和服ということでした。「おっ、作ったのか」、「まぁ」などとやり取りしながら、同じように新しい着物姿の新人議員さん方と丹工理事長さんの挨拶やら市長を始め来賓の皆さんの挨拶、テープカットなどに立ち合いました。

 10/23(金)の午後にはこの創業300年企画のイベントとしての「シルクサミット2020 inたんご」(大宮アグリセンター)にも参加。丹後ちりめん、シルク産業を巡る最前線のお話をたくさん聞かせていただきました。

 この2日間、イベントにプラスして着物を頼んだ友人に展示場の案内をしてもらい、丹後ちりめんの歴史や丹後の業界の最前線の話も聞き、丹後でも多くの人達がこの丹後ちりめんで新しいチャレンジをしていることを知りました。

 同じ10/23(金)の午前中は丹後にある唯一のFM放送局「FMたんご」の「聴きたい知りたい京丹後市議会」というインタビュー番組の収録に行きました。京丹後市議会を紹介する番組で、議員さん1人1人のインタビューを今シリーズで紹介中、小生が確か8番目ということでした。パーソナリティの宮川優さん、初対面でしたが気さくに色々と質問をしていただき(なぜ議員に、当選の時はどんな気持ち、議員として何をしたいのか、休日はどんなことを、皆さんに伝えたいことは・・)、例によってあれこれ思うことを喋っているうちに即時間(27分)ということでした。

 オンエアは1月先の11/23(月)の18:00から。再放送が2回、11/24(火)9:00~と11/29(日)13:00~です。可能な方は聴いてやって下さい。

 あれこれとやっているうちにもう10月も僅かです。もっとこまめに報告をしないといけないのですが、こんな風にたまに出すと一気に大量にということになってしまいます。ごめんなさい。

20/10/25(日)夕

事故は結果ではなくその過程がとても重要。
網野北小、小体育館で音楽の授業。
網野給食センター、道具は皆ピカピカ。
壁のタイルはこんな状況。
羽織はちりめんの草木染めです。
創業300年、オープニング。

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