D140  6月議会迫る! いろいろと勉強!  山歩き、10基分くらいは!   22/6/2(木)

 6月議会が迫ってきました。明日6/3(金)が議運(議会運営委員会)、これで当初の日程を確認して6/10(金)が本会議初日という段取りです。6/7(火)が一般質問の〆切、内容の具体化を急がねばなりません。

 議会の新人事の方は一応下準備が済んだ感じです(まだ書けません、初日に決まります)。

 さて、6月議会へ向けいろいろと市の最近の状況を勉強しました。その報告をまずします。

① 5/20(金) 丹機(丹後機械工業共同組合)とハローワーク峰山を訪問。

② 5/23(月) 京丹後警察交通課と観光公社を訪問。

③ 5/26(木) 観光公社総会に出席。

 ①の丹機とハローワーク訪問は、創明で毎年この時期に状況を聞かせてもらいに行っているものです。

丹機さん(市内の主立った機械関係事業所100以上で構成)のお話

・昨年の2月以降上向きで来たのだが、中国のコロナにロシアのウクライナ侵略が重なってサッパリの状況となってきた。アルミは倍、ステンレスは1.7倍の価格高騰だ。

・更に電力価格の高騰で鍛造、鋳物、板金業界は悲鳴を上げている。安いということで切り替えた新電力が卸価格高騰で値上げが相次ぐ(倒産するところも)。

・今後赤字の所も増えるのでは。6月以降の中国の動きを注視している。

・一方で資金繰りは困っておらず設備投資も順調。

・ただ、人手不足が慢性的に続いている。市内での転業でこちらへという方も多く新卒も10数人はいるが、若い人は就職してもすぐやめる(10人に3から4人ほども)。頭が痛い。求人はずっと出し続けている。

・Iターンはあまり信が置けない。市はUターンにもっと力を入れてほしい。

・売り上げなどの具体的な数字はうちでは掴めないので、市の方でしっかり出してほしい。

ハローワーク峰山のお話

・3月の丹後の有効求人倍率は1.57、府の1.12、国の1.22に比べても高い。

・求職者も多く、仕事もあるが、就職にはあまりつながらず、企業側は人手不足が続いている(丹機さんの話と符合)。

・製造、福祉・介護などの人手不足は慢性的となっている。賃金は高いとは言えないのが実態ではあるが・・。

・観光関係がコロナでまだまだ復活していない(観光バスが来ない)。

・50代に転職者が多いが、パートからフルタイムへの移行という傾向がある。

・コロナの雇調金なども効いて解雇はないが、それの切れる6月以降は心配である。

・ハローワークの就職斡旋は昨今20%行政と言われる(民間が増大)。

・Uターン促進の取り組みは市とも連携してやらねばハローワークだけではできない。

※求職、求人の最新分類表で、分類不能分野に61名の求職がある一方その分野の求人は0というの見て、求める職と用意される職の大きなズレが起きているという感じを受けました。

 ②京丹後警察交通課訪問では、昨今の市内の交通事故の状況と網野浅茂川地域などの交差点の一旦停止についてお聞きしました。以下のようなお話でした。

・市内R3の人身事故は27件。その内自動車絡みが26件。半数が高齢者。10年前は203件だったので大きく減ってきているがこれは全国的な傾向だ。

・京丹後市の自動車免許保有者は3万6000人(約70%)、65歳以上が1万2000人(約23%)。5/13より新しい免許制度が始まって75歳以上の(事故違反歴ありの)方に運転技能検査が必要となった。

・網野の交差点などの一旦停止について、統一した基準はない。現場の状況を見て判断している。地元の方の声を聞かせてほしい。 ※実際は同じような道でもあるとこやないとこや。

・カーブミラーの設置は警察ではなく道路管理者の府や市である。通学路表示も同様。

★この際なので、永井より丹後町三宅橋東側の感知式信号機について、岩木バイパスからこの信号に向かったとき感知せず赤信号が続いて車の行列がしょっちゅう起きている(永井自身が何度も経験)。感知器の設置場所とそれを示す道路の円が外過ぎるのではないか、という指摘をさせていただいた。調べますとのことだったが・・・。

これがその信号。
感知しない。

 観光公社では木村専務理事より現在の本市の観光状況をPCの画面を駆使して説明していただいた。

・公社発足3年目、職員16名。公社としての収益もグッと増え、独自の企画をやれるようになった。

・ただ観光客を増やせと言ってもネットやICTを利用した今風のPRと受け入れ体制を整備しなければそれはできない。この3年でその基盤がようやくできてきた。

・丹後の魅力を動画で全国に伝え(京丹後ナビなど)、ネットで予約が簡単にできるシステムができた。

・その上に独自の特典(ガソリン券提供など)も工夫している。

・昨年試行した「活イカ」は大変な評判であった。今後大きく展開できればと思っている。

・公社の独自商品として「お茶レター」(京丹後産のお茶パック2ヶを入れた京丹後の魅力をプリントした封筒)を作った。評判が良い。

・京丹後は海岸線を中心に魅力満載であり、宿泊施設も多彩で京都市に次ぐ数(約180件)があるが、まだまだ認知度が低い。そこへの切り込みが今後への明暗につながる。

 というようなお話でした。言いたいことはありましたが、聞くだけで時間一杯となりました。

 ③の観光公社総会は議員としてということでなく、公社の会員としての出席でした(永井の地区は海水浴場施設を経営しており、区長の代理として)。

 昨R3年度の事業報告、収支報告(総額1億円強)と今R4年度の事業計画、予算案が協議され(ほとんど質疑なく)すべて承認されました。振興局の局長と市長が来賓として挨拶しましたが、観光公社へ市から1億円近い予算が付けられていることを改めて知りました。昨年の議会でいろいろと話題になった事業についての説明が随所にあり、ほんとにいろいろとやってるんだなぁと思ったようなことでした。

 最後に永井から会員として発言を求め、全く触れられなかった本市の観光についての野の声を紹介しました。即ち、

 本市の観光のメインは海岸線にあることは異論のないところだが、その海岸線の美化が全く不十分だ。PRの写真はとてもきれいだが、その足下がゴミだらけであることを地元民はよく知っている。来られたお客さんもそれを見る。対策が必要だ。また枯松が目立ち景観を害している。松枯れ防止と枯松処理もなおざりにできない。また、国道178号がその海岸線を走っているが、沿道の草刈りが8月に1回だけということでとても不評であり危険でもある。何とかならないか。

 最後に、今市内の山に大型の風力発電所を2カ所も作ろうという話があることはご存じだと思うが、観光立市を謳う本市にとって看過できることではない。山を壊せば川が汚れ海への影響は計り知れない。観光には致命傷となる。

以上のようなことをしっかり考えながら様々な事業を進めていただきたい。 ※公社側の方々も多くが頷いておられました。

 その風力発電事業に関して、前回8月までにその予定地を全部歩きたいと書きましたが、その後磯砂山系、依遅ヶ尾山系ともに歩きました。合計29カ所のうち、10カ所は歩けたと思います。

 5/28(土)には依遅ヶ尾山の遠下の国営農地の上の尾根から入って、力石の愛宕神社跡までの尾根を迷いながら一日かけて歩きました。前田建設の第二風力の予定地ですが、風車の10号、11号、12号、13号、6号、5号の候補地とされるところです。右手は竹野川へ、左手は宇川への分水嶺に当たるところで尾根はきつく谷は急峻で過去の地崩れの跡と思われる斜面がいくつもありました。この尾根が幅5mの作業用道路になる・・?ただ事ではすまない。

風車予定地と歩いたコース。
12号あたりの尾根

 5/27(金)には京都府知事から磯砂山風力についての自然電力(株)への厳しい意見書(調査が不十分である)も提出されました。

 5/24(火)には、宇川小学校の5年生が地域の学習としての毎年恒例の田植えをやるというので、永井もジャマにならない程度に見学(参加)させていただきました。上山という地区の奥の尾根筋の棚田で海が見えます(チャレンジ8号で紹介した場所)。地区の方の指導の下、3畝ほどの田を6人の5年生が裸足で田に入って、ワーワー言いながら2時間ほどかけて手植えしました。ここでしかできない地域の体験学習だと実感しました。※冒頭の画の場所です。

 市教委は統廃合へ向けての説明を学年懇談会でやられたようです。保護者の皆さんの声はいろいろあるようですが、まずこのままでという声が多いと聞いています。

22/6/2(木)朝

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