D115 2022年、今年もよろしく! 米軍基地からまた陽性者! 「守る会」ネット署名を市長に提出! 前田建設、連日の説明会!   22/1/9(日)

 2022年に入ってもう1週間が経ってしまいました。少し遅くなりましたが、「宇川の風」と永井友昭を今年もよろしくお願いします。今年は一体どんな年になることやら、昨年のことを思うと想像もつきません。今年の新年挨拶状に「10ℓの入れ物に100ℓを・・」「身の程をわきまえて」と書いたら、「その身の程を大きくして」とお返事をいただきました。どっちにしても一つ一つやっていくしかありません。

 このチャレンジダイアリーですが、昨年はD47からD114まで68回の報告でした。A4にして172ページ、約16万2000文字ということです。多いのか少ないのかは分かりませんが、やたらに長いのがあったかなぁということは覚えています(とても読み返す気にはなれませんが・・)。

 さて、この1週間強、いろいろと報告すべき事が起こっております。

 まず、タイトル2つ目の米軍のコロナ陽性者の件です。

 1/5(水)、予想していた事でしたが経ヶ岬の米軍基地から2名の新型コロナ陽性者が出ました。昨日1/8には3人目が出たとこと。

 経ヶ岬の米軍基地では一昨年2020年の夏に米軍人から突然陽性者が出て(京丹後市で始めて)一気にクラスターに成長、市民にも拡大という大変なことがありました。その時、感染対策は十分にやっているといいながらマスクもしていない経ヶ岬の米軍の実態を議会でも指摘しましたが、今回は経ヶ岬というより、在日米軍全体の問題がやはり経ヶ岬にもやって来たということです。沖縄、山口、広島の感染の二次曲線的な拡大の原因がフリーパスで入ってくる在日米軍であったことは明らかです。

 日米地位協定によって、彼らは日本にフリーパスで出入りできますし政府はそれに何も制限をかける権限がありません。G7で一番厳しい水際対策をやっているなどと岸田首相は自慢しているようですが、その水際対策を全く無視する人達が大手を振って日本へ出入りする、その米軍は検査さえしていなかった。それでも何も言えない、言えてもお願いだけというのがこの日本という主権国家の実態なのです。

 故に、彼らから感染の情報が分かりません。今回の陽性者発生の経路も接触者などの情報も前回と同様まったく不充分です。とにかく感染経路の解明、基地関係者、接触者の幅広いPCR検査、封じ込めが今喫緊の課題です。この不平等状態をこの国はいつまで続けるのか。

 次に昨年からの懸案の大問題である風力発電所問題です。

 1/7(金)に「丹後の自然と暮らしを守る会」の皆さんが、12/10から始めた「海の京都・丹後の大規模風力発電事業の中止を求めます」というネット署名1303筆を中山京丹後市長へ提出されました。永井はこの署名のフォローアーの一人で、261枚の提出署名の1枚目にその名前がありますが、計画予定地の地元議員ですのでその場に同席しました。

 「守る会」の呼びかけ人のお一人が「私は世界中を旅してきて(20年以上海外旅行のツアーコンダクターをやられていた)、丹後ほど素晴らしいところはないと思っています。旅行人の使命としてこの地を守っていかねばならない。お金で丹後の魂を売ってはならない。次世代のためにも。」と詰まりながら市長に言われた言葉、肝に銘じました。

 もう一人の方は、「市長、京丹後の50年後を見据え、エネルギー問題をいっしょに考えましょう」と言われ、市長から「やりましょう」というお応えもありました。

 今回の取り組みは、既成の政党や各種団体とは基本的に縁のない人達がこの風力発電所問題の件でじっとしておれないと集まって起こされたアクションで、丹後では従来にない新しい動きだと思います。今後の市政の方向にも関わるとても重要な動きです。

 1/8(土)の夜には、前田建設工業の今回の計画についての住民説明会が宮津市の養老公民館であり、永井も参加しました。午後7時から始まった説明会には30数名の方々が参加され、1時間ほどの前田の説明を受けた後の質問、意見は延々途切れることなく午後10時半まで2時間半も続きました。

 冒頭に、「配慮書」縦覧の最中だが、この300ページもある「配慮書」を特定の場所でしか読めない、ネットで読めてもダウンロードできない、公開であるはずのものがどうしてそうなのか? という質問がなされ、「著作権があるのでそれはできない」という答えに、「何と配慮の無い配慮書か」という声が会場から上がりました。

 その後、とにかくこの計画は山を壊す、自然を壊す、川も海も壊す、動物や植物を傷める、生活を奪う、住めなくなる、人が来なくなる、住む人も観光の人も、それは耐えられないという声のオンパレードでした。

 20年後風車に使った場所は復旧するということだが、元に戻すのにどれだけかかるのかという質問には、植林し直してまぁ80年くらいでしょうか、完全にではありませんが、というお応えもありました。海の動物や植物は調査しないということだが、山と全部繋がっているではないかという質問には、基本的に陸上風力は海は関係ないですという言葉もありました。

 価値観の基準が全く違うということが極めて鮮明になったこの説明会でした。

 本日1/9(日)の午後には丹後町の伝習館(市民局の向かい)で前田の説明会があり、こちらには京丹後6町から60名以上の様々な方が集まる状況となりました。当然ながら永井も出席しました。同じように1時間弱の事業者の説明を受けた後、質問意見の時間となりましたが、人数が多いのでお一人一問でという縛りへの不満の中次々と質問や意見が述べられて、午後1時半から始まった会が終わったのは4時半でした。

 質問、意見はやはり丹後の自然を壊す、海の京都の京都ブランドと相容れない、とにかく良いことは何もない、やめて欲しい、地域貢献と言うがやめていただくのが一番の地域貢献だというような声が圧倒的でした。そしてこの配慮書縦覧の期間が短すぎる、延長してほしい、説明会を峰山でも開いてほしい、という強い要望が出され(昨日の養老でも同じような声が何度も出されていました)、検討します。峰山でもやります。という前田の担当者の約束もされるというようなことで散会となりました。

 永井は地元ということでもあり、最後頃に質問の形で2点を確認しました。1つは、配慮書のダウンロードはできないというが、太鼓山の市民電力は配慮書も方法書もダウンロードできますよ、なぜ前田さんはできないのか? 2つめは配慮書への意見には全て答えるということだが、この説明会で出ているたくさんの意見には答えないのか、それをまとめて文書で出せないのか?  という2つです。前者へは著作権があるので、検討はしますが・・。後者へはそのようにしたい。という回答でした。

 因みにこの説明会には市議会の全ての会派から永井を含め7名の議員が参加していました。

 明日(1/10)は、午後に伊根町(13:30から筒川住民センター)で、夜に下宇川(19:00から宇川アクティブライフハウス)でそれぞれ同じ説明会があります。永井は可能な限り参加するつもりです。

22/1/8(土)夜

永井友昭チャレンジダイアリーをフォローする!

ご寄付(カンパ)をお願いいたします

永井友昭が代表を務める政治団体「京丹後宇川の風」へのご寄付をお願いいたします。京丹後市外に在住の方でもご寄付を受け付けておりますので、何卒ご支援のほどお願いいたします。