D199  昨日、収支報告書を提出。 2/12(月)、祝日に市民と議会の懇談会! チャレンジ15号、2/4に折り込み。 24/2/7(水)

 2月に入り、今年もはや立春です。冷たい雨が連日降っておりますが、丹後は雪ではありません。

 昨2/6(火)に、「宇川の風」のR5年政治資金収支報告書を京都府の選挙管理委員会へ提出しました。今回で4回目、4回目にして初めて修正なしの一発OKでした。因みに収入は約86万円、支出は約77万円です。収入のメインは永井の個人寄付でこれが70万円。支出のメインは4回の「チャレンジ通信」の発行(政治活動費の中の宣伝事業費)で、約68万円となっています。この収支報告書は府の選管のHPで公開されることになります(実は先日ググって見つけました。今話題の国の議員さん方のものも同じように出ているということです)。

 来週の月曜日2/12(振替休日)に12月定例会を終えての「市民と議会の懇談会」(今年度4回目)があります。市内全戸へチラシが既に配布されていますが、今回のテーマは「子育てしやすいまちづくり」ということで、その当事者の方々に是非来ていただこうと日程を敢えて祝日の午後(14:00~15:30)に設定しました。

会場は以下の3カ所です。

峰山町 峰山町総合福祉センター 担当1班

大宮町 アグリセンター大宮   担当2班

網野町 島津ふれあいセンター  担当3班

★子ども連れもOKということでキッズコーナーを作りお世話の方も控えています。

 京丹後市は何年も前から「子育て環境日本一をめざす」と看板を上げていますが、実態はどうなのか(まぁ、めざすのはどこからでもできるのですが・・)、皆さんの率直なご意見ご提案をいただきたいというのが今回の主旨です。カフェ方式で、議員それぞれがテーブル毎に皆さんの声を聞かせていただくという気楽な形です。構えずにおいで下さい。因みに永井は峰山会場1班の副班長です。

 前回予告のチャレンジ15号を2/4(日)に折り込みしました。例によっていろいろと反応が寄せられています。「定例会毎の報告で、議会で何をやっているのかがそれなりに分かってありがたいです」、という声を複数の方からお聞きしてそれこそありがたく思っております。

以下のような内容で、4300字程度です。

チャレンジ15号(R5 12月定例会) 24/2/4(日)全市折り込み

12月定例会の報告です。

  • 一般質問 ◆

1 ゾーニング事業  

永井:11/21に「審議会」がありゾーニング事業の中間報告がなされた。出されたマップを見ると、「調整区域」がやたらに広くて分かりにくい。その事情は?

市民環境部長:ゾーニングは法令や国府の基準、マニュアルなどに従い、多くの情報を織り込んで市全体を4つの区域区分で可視化するもの。現在適切かつ着実に実施している。調整区域が大きいのは、市の74%が山林でありその森林計画区域が入っているためである。

永井:調整区域の白地の所の意味は?

市民環境部長:白地エリアは、地区のアンケート調査などで配慮すべき部分として調整区域に入れられた場所だ。

永井:遊休農地や耕作放棄地は利用可能な場所と思うが、そういう所が分かりやすいマップにならないか?

市民環境部長:分かりにくいが、そこは調整エリアの中に含まれる。

永井:守るべきエリアの基準に、市としての独自の視点はないのか?

市民環境部長:国府の基準やマニュアルに沿って作成している。その上で、地区からの要望などを調整区域の情報として反映している。

 ※要するに市として独自のものはないということ。

永井:今回の審議会に、希少動植物の資料が配慮なく出された。市はチェックをしなかったのか?

市民環境部長:配慮が足りなかった。今後審議会の確認を経て修正し、パブコメに向かいたい。

永井:委託の国際航業(株)はプロの業者として大丈夫なのかと思う。この事業は2年間で総額5300万円、その額に値する事業なのか。市長の認識は?

市長:再エネの推進は我々だけでなく広く全国、また地球規模の課題でもある。市として適切な制度環境を整えるためのゾーニングである。今委託の事業者が、最終調整をしている。それをパブコメに付し成案を得て執行していきたい。

2 市政の諸課題   

  • 久美浜の「参考館」  

永井:久美浜町神谷太刀宮の「参考館」は、旧久美濱縣の県庁玄関で府の文化財指定を受ける立派なものだが、老朽化が著しく危険な状態になっている。市の観光のポイントでもある。市として何か支援ができないか?

教育次長:この参考館、当初の建築から約150年、指摘の通り老朽化が進み、特に正面向かって右側の損傷が激しい。以前から京都府ともこの状況は確認している。所有者に管理責任があり、これまで府の補助金も利用して可能な範囲で修繕をしていただいたが、痛みは深刻化している。改めて府も含め三者で対応策を検討していきたい。

永井:例えば、文化財保護課や観光公社などでクラウドファンディングなどはできないものか?

市長:本市の歴史文化の根っこに関わる大切な文化財である。市は文化財を積極的に活用していく方針で、先般文化財保存活用基金も設置した。観光にも重要だ。関係の皆さんとも協議しクラウドファンディングも検討したい。

  • 再配置後の小学校等の施設利用

永井:弥栄町での市民と議会の懇談会で、吉野小学校区の方より再配置後の校舎を利用したいが、条件が厳しくて難しいと聞いた。その事情は?

総務部長:学校施設は規模が大きく複数の棟があり電気代、上下水道料金、維持管理費など実費については負担の必要がある。部分的利用でも建物構造や設備の面から建物全体についての負担がかかる。

永井:吉野校区の皆さんは住民全員アンケートを取られ、大多数の人が是非とも皆で使いたいと思っておられる。電気や水の管理を小さい形でやることはできないのか?

総務部長:学校は規模が大きいが施設の構造にもよる。既に一部利用のところもある。具体的な話を個別に聞いて検討したい。

  • 宇川地区の地域づくり等

永井:宇川の新しい拠点作り、検討の状況は?

市長公室長:9月には計画策定のための事業者を決定し、11月には地域の関係者と事業者を交えた意見交換を行った。12月には検討会議を持ち、施設のコンセプト等について協議した。今後検討会を重ね方向性をまとめたい。

永井:この施設にどのような機能を考えているのか?

市長公室長:現状のアクティブライフハウスの活動の機能は継続しつつ、広めのコミュニティ広場、加工や金曜市をできる場所、買物場所などを検討している。新コミについては、宇川地域を一つとしてこの拠点が事務所機能を持つことが理想だ。

永井:ガソリンスタンドの存続が住民の大変な心配事になっている。今後へ向け支援の組織を作ろうという動きもある。行政のこの件への関わり方は?

商工観光部長:宇川地区のガソリンスタンド、存続に関して地域地元では非常な危機感を持っておられるが、現状ではまだ話が具体化していない。市としてまずは丁寧に地域の声を聞き、関係部署や商工会とも連携しながら支援のあり方を一緒に考えていきたい。経産省のまとめた「SS過疎地域対策ハンドブック」なども参考にしたい。

  • 経ヶ岬灯台  

永井:経ヶ岬灯台は全国屈指の古い灯台で、昨年国の重要文化財指定も受け、「灯台保存会」の皆さんなどが積極的に活動をしている。希少なハヤブサが営巣していることでも有名な場所だ。市の支援の強化が必要ではないか?

商工観光部長:経ヶ岬灯台、国の指定を受け歴史的な価値の高まりと共にますます保存と活用が求められる。市では観光計画の推進プロジェクトの一つとして、灯台保存会や宇川加工所の活動などに協力支援をしてきた。市の観光推進の上で非常に重要な場所であり、今後とも取組を強化したい。

  • 国道178号の通行止め  

永井:現在落石のため経ヶ岬の先で国道178号が通行止めとなっている。大切な生活道路であり観光的にも非常に重要なルートである。市は状況をどのように掴んでいるか?

建設部長:伊根町蒲入のロックシェットの入り口付近で11月14日に落石があり、管理者の府が全面通行止めの規制を行っている。降雨により地盤が緩んだことが原因と推測され、相当規模の崩落がある。対策には大がかりな工事が必要で、現在検討中とのこと。冬の観光シーズンのルートとして重要な場所でもあり、市も早期の復旧を府に要請している。 ※その後緊急工事で1月末に開通しました。

3 米軍基地、自衛隊に関わる問題  

  • 重要土地調査規制法

永井:土地規制法、9月議会以降市へ国からの働きかけはあるのか?

中西副市長:働きかけはない。

永井:市長、住民の不安の払拭が第一という従来の姿勢に変わりはないか?

市長:もとよりだ。

※この12月13日のやりとりの後、暮れも迫った12月26日に国の第4次の指定の中で、経ヶ岬の日米両基地が「特別注視区域」の候補として発表された。

  • 米軍基地警護訓練

永井:11月7日から11日にかけて、自衛隊基地へ相当な人数の部隊と車両が来ていた。その訓練の内容は?

基地対策室長:11月10日から翌11日の2日間、自衛隊及び米軍の基地において基地警護訓練が実施された。福知山の陸上自衛隊から人員約100人と車両約30台が参加した。

永井:今100人、30台ということを始めて聞いた。この数字は当時私が担当部署へ問い合わせた時には出なかった。大きな訓練で、帰っていく数十台の車列を見て、何があったのだという住民の声がいくつも聞かれた。今は国際的にも大変キナ臭い状況の中だ。対策室が中心になりしっかりとした住民、市民への情報提供が必要ではないか?

基地対策室長:訓練情報は、毎年行っている基地警護訓練の実施ということで、11月2日付で本市からも報道機関へ公表し、市HPにも掲載している。

永井:100人、30台という情報はいつ出されたものか?

基地対策室長:その情報はHPには出ていない、今始めて説明したものだ。

永井:だからそういう情報を事前に出すべきだと私は言っている。先ほども言ったが今様々な不安材料が内外ともにある。毎年やられているから「まぁ同じようなことだ」ではいけない。市は的確に情報を掴んで事前に知らせるべきだ。市長の認識は?

市長:訓練の内容は従来と同様であり、周知方法も従来通りに行った。地元区に対しても従来同様に口頭でお伝えをしたということだ。

※この市長の発言には事実誤認であったとして、翌日答弁訂正が執行部からなされ、市長の謝罪があった。その際永井は、担当課の情報への認識の甘さを厳しく指摘し、重要な情報は文書を求め市民住民に提供せよと改めて求めた。

【重要事項】 

①一般質問答弁変更問題

 今回永井の一般質問について、質問終了後に執行部より答弁訂正がなされました。これは答弁変更であり、そうならば質問議員にはそれを受けての再質問が必要です。しかし、現行の制度でそれはできません。今回改めてそのことが問題となり、協議の結果議長から執行部へ異例の遺憾表明がなされ永井には再度の発言が許可されましたが、課題は残ったままです。

②浅茂川温泉指定管理延長議案  

 網野町の市の指定管理施設「浅茂川温泉静(しずか)の里」は、施設の老朽化が進み存続も含め検討するとして、通常5年間のところを3年間に縮めて今年度までの指定管理となっていました。ところが、結論が出せないとして今議会に更に2年間の指定管理延長の議案が出されました(追加予算の予定は2年で約8200万円)。執行部の挙げた理由は、原状復帰に多額の費用(約23億円)がかかるのは分かったが、その後新しい検討課題が出てきて結論に至らなかったとのと。

 それに対し「話が違う、市は何をやっていたのか?」という批判的質疑がいくつも出される中、付託を受けた産業建設委員会で審査を重ねた結果、「2年はダメ、1年でケジメをつけよ」という修正案がまとまり、本会議でも賛成多数で可決となりました。

 永井は産建委員会の副委員長として修正案のとりまとめに関わり、本会議でもその賛成討論を行いました。その中で執行部の認識の甘さを指摘する一方、関係者の混乱は避けたい、これが最大の妥協線だと述べました。

③基地周辺「特別注視区域」指定問題

 去る12月26日、経ヶ岬の自衛隊基地と米軍基地に関わって、その周辺約1㎞の範囲でその土地と関係する人(訪れる人も)を「注視」するという「重要土地調査規制法」に基づく「特別注視区域」指定の話が、本市にやって来ました。

 宇川地域の地元2地区は全域がその特別注視区域に入ります。事によっては罰則もありという規定で、地元住民の不安は尽きません。

 永井はかねてより一般質問でこの件を取りあげ、市長から「指定となれば、皆さんの声をしっかり聞いてその不安解消のため国にモノ申す」との答弁を得てきました。市長にはそれを実行していただかなければなりません。

★12月定例会を終えて

産建委員会の副委員長として2年目、委員会のチームとしての仕事にも汗をかきました。日の目を見たものも、そうでないものもあります。

★Nのひとこと 定例会は残すところ3月のみ、とにかく早いです。

 以上チャレンジ15号です。

 2月に入って活動報告に地域回りを始めました。「もう4年、早いですね」「続けて頑張って下さいね」という声を多くの方から聞きます。

24/2/7(水)夜

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